結果
第23回 富士S(G2)12頭立て
東京競馬場 芝1600m
馬場状態:良
クッション値:8.6(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ヴァンドギャルド | 1.33.4 | 6-8(中団) | 34.6 | |
② | ラウダシオン | 1.33.6 | 1 1/4 | 3-3(先行) | 35.2 |
③ | ケイアイノーテック | 1.33.8 | 1 1/4 | 11-11(後方) | 34.7 |
レース上り:36.0
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.33.4 | 36.0 | 12.4 | 10.6 | 10.8 | 11.6 | 12.0 | 11.5 | 12.2 | 12.3 |
過去平均 | 1.32.92 | 34.1 | 12.6 | 11.2 | 11.6 | 11.8 | 11.8 | 11.1 | 11.3 | 11.7 |
差 | 1.9 | -0.2 | -0.6 | -0.8 | -0.2 | 0.2 | 0.4 | 0.9 | 0.6 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去6走))
朝方まで降った雨の影響で当日は稍重スタート。
午後のレースから良馬場になるが、馬場は重たい感じで、芝の内ラチ沿いも荒れていた。
レースはスマイルカナとシーズンズギフトがハナを競り合って、前半のペースは速くなる。
ただ、3番手以降の馬はその2頭につき合わず、3番手のラウダシオンで先頭から6~7馬身離れて追走していたので、ラウダシオンで平均より少し速め、ラウダシオンから2~3番馬身離れて追走していたそれ以降の馬は、ほぼ平均ペースで追走していたのではないか。
スマイルカナが直線の残り200mまで逃げ粘ったとは言え、レースの上りは36.0秒を要した。
上位3頭はいずれも道中のコース取りで、馬場の悪い内を避けて外目を通った馬で占めた。
良馬場発表ながら、時計のかかる馬場だったことは確かで、道中のコース取りも勝敗を分けた一因となった。
回顧
1着は5番人気のヴァンドギャルド。
道中は中団で、馬場の外目を追走。
直線は残り200mで、馬群の外目から上り最速の脚で突き抜けた。
ヴァンドギャルドの位置取りなら、道中のペースもさほど速くはなく、終始馬場の良い外目を通ったことで脚も溜まったのだろう。
もともと道悪も巧く、速い時計にならなかったことも、この馬には良かった。
2着は3番人気のラウダシオン。
道中は3番手で、直線残り200mで先に抜け出したが、その外からヴァンドギャルドに交わされて2着。
馬体重+16キロは成長分としても、3歳牡馬で56キロの斤量。
直線はかなりフラフラしていたが、それでもこの着順。
今後を見据えれば、まずまずと言ったところではないか。
3着は6番人気のケイアイノーティック。
道中は後方から。
上りのかかる展開で、きっちりと後方から脚を伸ばした。
この馬の一番得意とする展開。
きっちり嵌った。
1番人気のサトノアーサーは9着。
この馬も、時計、上りのかかる展開は得意のはずだが・・・。
鞍上は道中内目を走った位置取りを敗因に挙げたが、荒れた馬場で内目の枠順が悪かったのか?
それにしても敗けすぎ。
2番人気のスマイルカナは10着。
シーズンズギフトが引っかかったことで、前半は明らかにハイペース。これでは持たない。
それでも残り200mまで粘るんだから、やはり力のある馬。