結果
第62回 宝塚記念(G1)
阪神競馬場 芝2200m(内)良
クッション値:9.9(硬めに近い標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | クロノジェネシス | 2.10.9 | 4-4-3-4(先行) | 34.4 | |
② | ユニコーンライオン | 2.11.3 | 2 1/2 | 1-1-1-1(逃げ) | 35.1 |
③ | レイパパレ | 2.11.4 | クビ | 2-2-2-2(先行) | 35.0 |
レース上り:34.7
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.10.9 | 34.7 | 12.3 | 11.2 | 11.6 | 12.4 | 12.5 | 12.4 | 12.3 | 11.5 | 11.5 | 11.5 | 11.7 |
過去平均 | 2.12.64 | 35.8 | 12.5 | 11.3 | 11.6 | 12.6 | 12.4 | 12.2 | 12.3 | 12.0 | 11.7 | 11.8 | 12.3 |
差 | -1.1 | -0.2 | -0.1 | 0.0 | -0.2 | 0.1 | 0.2 | 0.0 | -0.5 | -0.2 | -0.3 | -0.6 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
バランス的にはスローだが、例年の良馬場平均よりは速いラップを刻んでいる。
しかしこれは、今年の上半期の「速い阪神の馬場を」象徴しているような感じで、体感としはやはりスローなのだろう。
その分上りは、宝塚記念としては破格の上り時計34.7を計時。
展開としてはスローの瞬発力勝負。
阪神の内回りコースと言うこともあって、このスローだと、道中の位置取りは前目にいなければ勝負にならなかった。
クロノジェネシスの強さだけが際立ったレース。
レベル的にはやや物足りない感じ。
回顧
1着は1番人気のクロノジェネシス。
道中は好位の3~4番手。
4角も4番手で直線に向くと、坂の上りで先に抜け出している前の2頭をしっかりと捉え、あとはその差を広げるだけ。
見事なまでの横綱相撲。
「強い」のひとこと。
⇒クロノジェネシスの分析
2着は7番人気のユニコーンライオン。
絶好枠1枠1番からハナを切り。
いわゆるマイペースの逃げで直線に向き、直線はクロノには交わされたものの、レイパパレとの追い比べは制して2着。
前走に引き続き、今回も流れが向いた感はある。
ハナ争いも、レイパパレが競りかけず楽に行けた。
最後の追い比べも、レイパパレはやはり距離に不安があったのだと思う。
力をつけていることは確かだが、この2着を強い2着だと評価するのはまだ早いと思う。
⇒ユニコーンライオンの分析
3着は2番人気のレイパパレ。
ハナ争いではユニコーンライオンには競りかけずに、道中は2番手で追走。
4角も2番手で直線に向き、一度はユニコーンライオンを制して先頭に立つ場面も見られたが、最後はユニコーンライオンとの追い比べにクビ差遅れての3着。
おそらく2200mは長かった。
展開の妙で3着は死守したが、向いているのは2000m以下、もしかしたら1600mあたりかもしれない。
⇒レイパパレの分析
3番人気のカレンブーケドールは4着。
道中は中団の前、5~6番手あたり。
3~4角は外を回らされるかたちで、4角は4番手の外で直線。
直線も伸びては来ているが、前の3頭に詰め寄るまでには行かなかった。
鞍上もコメントしているように、道中の位置取りがもう一列前なら2~3着はあったかも。
力は示しているが、勝ち切れないことに変わりはない。
何かこう、大胆な戦略が必要なのかもしれない。
⇒カレンブーケドールの分析