2021年2月28日【中山記念】終了時点までのデータをもとにノーブルマーの好走パターンを分析。

ノーブルマーズの距離適性

ノーブルマーズはこれまでに、芝1600~2500mの距離に使われてきた。

各距離ごとの着度数は次の通り;

  • 芝1600m(0-1-2-2)
  • 芝1800m(1-0-2-3)
  • 芝2000m(0-1-3-7)
  • 芝2200m(2-1-1-6)
  • 芝2400m(2-2-1-7)
  • 芝2500m(0-1-0-4)

データ上では、芝2200~2400mぐらいが得意そうな感じ。

実際、未勝利戦でこそ芝1800mで勝ち上がっているものの、それ以降の500万条件、1000万条件、1600万条件は、芝2200~2400mで勝ち上がっている。

そしてOP昇格後は、2018年の「目黒記念(G2・芝2500m)」で0.1差の2着。

続くG1宝塚記念(芝2200m)では、0.5差の3着に入っている。

芝2000mでは勝ち鞍がなく、芝1800mの勝利も未勝利戦でのもので、それ以降は1800mにも勝ち鞍がないということも考え合わせると、ノーブルマーズが勝ち負けできる適距離は、芝2200m~2400mあたりと考えていいのではないか。

ノーブルマーズの脚質

ノーブルマーズの好走時の脚質は、「逃げ」と「先行」が多い。

しかし「逃げ」を多用したのは、1000万条件を勝ち上がってから2戦ほど。

それ以降は一切逃げることはなく、多くのレースにおいて、先団にとりついて押し切る「先行策」で好成績を収めてきた。

全盛期には、道悪や荒れた馬場で、上り時計のかかる展開では底力を見せて重賞でも上位に食い込む活躍。

ただ、決め手となる末脚のキレはないので、瞬発力勝負となった場合には分が悪い。

現状では加齢によるズブさからか、先行できないレースも目立ち、そうなると上位に食い込む可能性も低くなる。

ノーブルマーズのコース適正

ノーブルマーズの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(未)
  • 函館(未)
  • 福島(0-0-0-2)
  • 新潟(未)
  • 東京(0-2-0-5)
  • 中山(1-0-0-5)
  • 中京(0-0-0-2)
  • 京都(1-3-5-9)
  • 阪神(2-1-2-5)
  • 小倉(1-0-2-1)

ノーブルマーズの持ち時計(ベストタイム)

ノーブルマーズの2200m以上の距離での持ち時計は次の通り;

  • 芝2200m:2.11.4 1着(阪神)
  • 芝2400m:2.24.0 2着(京都)
  • 芝2500m:2.29.8 2着(東京)

ノーブルマーズの重馬場適正

ノーブルマーズの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-0-4-2)
  • 重(0-0-2-2)
  • 不良(0-0-0-1)

3着はあるが勝ち切れない。

ノーブルマーズの鉄砲実績(休み明け)

ノーブルマーズの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(0-0-1-8)

それ以後は;

  • 2戦目(0-2-2-5)
  • 3戦目(1-1-2-4)
  • 4戦目(2-2-0-4)
  • 5戦目~(1-0-3-7)

明らかな叩き良化タイプ。

ローテーションも中2週以内で(2-4-5-7)。

詰めて使って良いタイプ。

ノーブルマーズの枠順適正

ノーブルマーズの枠番別着度数は;

  • 1~4番(2-4-3-11)
  • 5~9番(2-1-4-7)
  • 10~14番(1-1-2-10)
  • 15~18番(0-0-0-1)

やはり先団に取りつきたい馬だけに、枠順は内目が欲しいところ。

ノーブルマーズの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(1-1-1-8)
  • 3~5月(春):(1-3-2-5)
  • 6~8月(夏):(2-1-3-5)
  • 9~11月(秋):(1-1-3-11)

ノーブルマーズの斤量別着度数

  • 54キロ(2-1-1-1)
  • 55キロ(0-2-2-4)
  • 56キロ(1-2-5-21)
  • 57キロ(1-1-0-2)
  • 57.5キロ(1-0-0-0)
  • 58キロ(0-0-1-1)

ノーブルマーズの好走体重

3着以内の体重は;

  • 456~496キロ

ノーブルマーズの血統背景

父はジャングルポケット。

母は中央競馬で1勝(未勝利戦・芝2000m)のアイアンドユー。

母の父はシルヴァーホーク(ロベルト系)。

シルヴァーホークは欧州で走り芝1200~1600mで活躍。

産駒に「有馬記念」2回、「宝塚記念」1回の優勝があるグラスワンダー

ノーブルマーズの次走

次走は3月28日(日)、阪神競馬場 芝1600mで行われる「六甲ステークス(L)」。