結果
2021年 11月28日(日)
第41回 ジャパンカップ(G1)
東京競馬場 芝2400m 良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | コントレイル | 2.24.7 | 8-7-8-8(中団) | 33.7 | |
② | オーソリティ | 2.25.0 | 2 | 5-4-5-2(先行) | 34.4 |
③ | シャフリヤール | 2.25.2 | 1 1/2 | 5-5-6-5(先行) | 34.4 |
レースの上り:35.3
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | |
今走 | 2.24.7 | 35.3 | 12.7 | 11.5 | 12.8 | 12.6 | 12.6 | 12.3 | 11.6 | 11.6 | 11.7 | 11.6 | 11.5 | 12.2 |
過去平均 | 2.23.56 | 35.5 | 12.9 | 11.0 | 12.1 | 12.0 | 11.8 | 12.0 | 12.2 | 12.1 | 11.9 | 11.5 | 11.9 | 12.1 |
差 | -0.2 | -0.2 | 0.5 | 0.7 | 0.6 | 0.8 | 0.3 | -0.6 | -0.5 | -0.2 | 0.1 | -0.4 | 0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
レース前半はかなり緩めのラップを刻んでいるが、Lap7からペースがグンと速くなっている。
これはキセキがかかり気味に上がって行って先頭に立ったあたりがLap7。
キセキの和田騎手も、レース全体のペースを乱さないように外目を回って進出していっただけに、後続の馬は依然としてスローのラップを刻んでいたと思われる。
レースの上りは35.3秒を計時しているが、キセキを除いて考えてみると、おそらく34.2秒前後。
昨年のアーモンドアイが制した「ジャパンカップ」の走破時計2.23.0と比較すると、今年の流れがどれだけ緩かったかが分かる。
というわけで、今年の「ジャパンカップ」は完全なスローの瞬発力勝負。
引退するコントレイルにとっては打ってつけの展開となった。
回顧
1着は1番人気のコントレイル。
道中は中団8番手あたり。
4角も8番手で直線に向いて、直線は馬群の外目から追い出しにかかり、残り200mでは先に抜け出してオーソリティに並びかけ、残り100mで先頭に立つと、あとは切れ味の違いを見せつけるような豪快な伸び脚でゴール。
スローの瞬発力勝負という、この馬が一番能力を発揮できる展開。
ラストランに花を添えた格好。
⇒コントレイルの分析
2着は3番人気のオーソリティ。
道中は先団4~5番手。
4角は2番手だが、暴走するキセキを除いて考えると、4角で早めに抜け出しての先頭、といったところ。
コントレイルの末脚を考えるとこの選択はベストだが、道中のペースが緩すぎて、「焼石に水」的な早め抜け出し。
坂を上ったところでコントレイルに並びかけられ、残り100mあたりで突き放されての2着。
この展開なら仕方のない2着。
⇒オーソリティの分析
3着は2番人気のシャフリヤール。
道中は先団5~6番手、オーソリティの直後あたり。
4角は5番手で直線に向き、オーソリティーの後を追うように追い上げて行くが、坂の上りでコントレイルに馬体を併せられると、抵抗できたのは一瞬。残り200mでコントレイルにあっけなく交わされた。
3歳とはいえ斤量差もある。
ここでコントレイルに3馬身半、オーソリティに1馬身半離された現実をどう見るか?
昨年のコントレイル(3歳)はアーモンドアイの2着、着差は1馬身1/4。
⇒シャフリヤールの分析