2020年9月8日【セントウルS】終了時点までのデータをもとに、カイザーメランジェの好走パターンを分析していきます。(※ダート競争のデータは含まない)

カイザーメランジェの距離適性

カイザーメランジェはこれまでに芝1000m~芝1800mの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1000m(0-0-0-2)
  • 芝1200m(4-2-2-6)
  • 芝1400m(0-0-0-3)
  • 芝1600m(0-0-0-1)
  • 芝1800m(0-0-0-1)

完全に芝1200m限定と見て良いと思う。

芝1200m

1600万条件をこの距離で通過して、OP特別で3着したのち、重賞の「函館スプリントS(G3)」に勝利している。

このことから、カイザーメランジェは、芝1200mに適正はあると考えられるが、重賞クラスでどうか?という疑問符は付く。

というのも、「函館スプリントS(G3)」は、「禁止薬物問題」で6頭が競争を除外され、7頭立てのレースになった。

除外された馬の中には、リナーテダノンスマッシュと言った有力馬も含まれいて、レースとしてはやや面白みに欠けるものとなった。

レース内容も、カイザーメランジェが楽なペースでハナを切り、番手で追走したアスターペガサスとともに、「行った行った」の1、2着。

展開にかなり恵まれたレースであったことは否めない。

今後のカイザーメランジェの芝1200mでの戦いでは;

  • 超スローの前残り
  • 上がりのかかる馬場状態での外差し

など、余程の展開や馬場(トラックバイアス)の恩恵がない限り、重賞ならかなりの苦戦が強いられるだろう。

カイザーメランジェの脚質

カイザーメランジェの好走したレースを見てみると、「逃げ」「先行」「差し」「追い込み」となんでもあり

テンが緩いと前目につけて、テンが速くなると中団から後方にポジションを構える。

極端な展開になって浮上。

カイザーメランジェのコース適正

カイザーメランジェの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(1-0-0-1)
  • 函館(1-0-0-0)
  • 福島(0-2-0-1)
  • 新潟(0-0-0-2)
  • 東京(0-0-0-1)
  • 中山(2-0-1-4)
  • 中京(0-0-0-1)
  • 京都(0-0-0-2)
  • 阪神(0-0-1-2)

(※地方参戦は除く)

左回りは2戦2敗(新潟は千直)。

あと、芝1200mでは中京、小倉の参戦がない。

これは、速い時計が出やすいためか?

カイザーメランジェの持ち時計(ベストタイム)

カイザーメランジェの各距離のベストタイムは次の通り;

  • 芝1000m:0.54.7 6着(0.8差・新潟直)
  • 芝1200m:1.07.8 3着(0.1差・中山)
  • 芝1400m:1.21.6 6着(0.2差・阪神)
  • 芝1600m:1.35.2 11着(1.0差・中山)
  • 芝1800m:1.48.6 8着(2.7差・京都)

新潟の千直は、まだ2戦しか経験がないので、慣れてくればまた違ってくる可能性はある。

適距離の芝1200mに関しては、速い馬場でも1分7秒台後半が精一杯。

いずれにしても、カイザーメランジェにとっては、時計はかかった方がレースはしやすいだろう。

カイザーメランジェの重馬場適正

カイザーメランジェの道悪実績は次の通り;

  • 稍重(1-0-0-2)

初めて重賞を制した「函館スプリントS」が稍重馬場。

ただ当日はまだ1回函館開催の2日目で、馬場も荒れていない状態。

稍重が奏功して勝ったというより、やはり展開の助けに依るところが大きい。

他の2敗は;

  • セプテンバーS(1600万下)6着(0.8差)中山芝1200m
  • キーンランドC(G3)12着(1.1差)札幌芝1200m

という感じで、全く走れていない。

カイザーメランジェの鉄砲実績(休み明け)

カイザーメランジェの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(未)

なんと、キャリアが約2年で合計27戦を消化して、その間一度も10週以上の長期休養がない。

タフと言えばタフだが、2019年の夏から秋にかけての使い方などは少々過酷にも思える。

カイザーメランジェの近走

19/6/16 函館スプリントS(G3)函館芝1200m 稍重

着順:1着(-0.2差)騎手:江田照夫(56キロ)

スローペースの前残り、「行った行った」の競馬になった。

もちろん鞍上の江田騎手の好騎乗に依るところが大きい。

19/7/28 アイビスサマーD(G3)新潟芝1000m直

着順:7着(0.4差)騎手:江田照夫(56キロ)

2度目の直線1000m。

着差は0.8差→0.4差と着実に縮めてきているので、慣れてくれば穴馬券の演出はあるかも。

19/8/25 キーンランドC(G3)札幌芝1200m

着順:12着(1.1差)騎手:江田照夫(57キロ)

「函館スプリントS」で除外になったリナーテやダノンスマッシュが参戦してメンバーがそろったら、実力通りの競馬になった。

初めて背負った57キロの斤量も微妙に響いたと思う。

19/9/8 セントウルS(G2)

阪神 芝1200m 良

着順:10着(1.08.4・1.7差)

騎手:江田照夫(56キロ)

道中は後方から中団へ徐々に進出するが、直線では見せ場なし。

春からずっと、西へ東へ北へ西へと、いくらなんでも疲れがでたのだろう。

カイザーメランジェの次走

次走は10月11日、東京競馬場 芝1800mで行われる「毎日王冠(G2)」。

約1年と1ヵ月ぶりの競馬。

長期休養明けもさることながら、まだこのクラスで戦えるだけの力はないだろう。

 

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