結果
2022年 7月10日(日)
第58回 七夕賞(G3・ハンデ)
福島競馬場 芝2000m 良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | エヒト | 1.57.8 | 6-6-5-3(中団前) | 34.4 | |
② | ヒートオンビート | 1.58.2 | 2 1/2 | 10-11-10-8(中団) | 34.3 |
③ | アンティシペイト | 1.58.3 | 1 | 11-9-8-5(中団) | 34.5 |
レースの上り:35.3
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 1.57.8 | 35.3 | 12.3 | 11.0 | 11.1 | 12.0 | 12.1 | 12.1 | 11.9 | 11.9 | 11.6 | 11.8 |
過去平均 | 1.58.86 | 36.6 | 12.2 | 11.0 | 11.3 | 12.1 | 12.0 | 12.0 | 11.8 | 11.9 | 12.0 | 12.6 |
差 | -1.3 | 0.1 | 0.0 | -0.2 | -0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | -0.4 | -0.8 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
残り600mまで、というか、残り400mまでは例年の良馬場平均とさほど変わりはないペース。
しかし残り400mの加速が例年とまったく違った。
道中のペースは決して緩くはなく、そこそこ平均ペースで推移しているにも関わらず、残り400m、残り200mでまだまだ11秒台をキープし続けてのゴール。
当日のゴール前の芝の含水率は9.4%。
福島の芝コースで一けた台の含水率というのはあまり目にすることではない。
そういう馬場なので、基本的には前が止まらない展開だが、ペースもスローではなかったため、前にいる力のない馬は脱落。
その分SP持続系の馬で、ポジションをそこそこ上げて行けた馬が1~3着を占めた。
回顧
1着は6番人気のエヒト。
大外枠から、道中は中団の前目、6番手の外を追走。
3~4角から上がって行って、4角は3番手の外で直線。
直線に向いてもその脚色は鈍ることなく、後続に2馬身半の差をつけて快勝。
展開は完全にこの馬向き。
終始外目を回ったが、長い距離も走れる同馬には影響はなかった。
ハンデの54キロもうまく作用した感じの勝利。
田中勝春騎手の3年ぶりの重賞勝利もお見事。
⇒エヒトの分析
2着は1番人気のヒートオンビート。
道中は中団のやや後ろ、10番手を追走。
3~4角で上がって行って、4角は8番手の外で直線。
直線も馬群の外から追い上げてはくるが、アンティシペイトを交わすのが精一杯。
3200mからの距離短縮だけに道中ついて行けなかった、と言うのは鞍上のコメント。
道中の位置取りの差が、そのまま着順に出た感じ。
⇒ヒートオンビートの分析
3着は2番人気のアンティシペイト。
スタートは相変わらずあまり速くはない。
序盤後方11番手から、道中ジワジワと順位を上げて行き、3角8番手、4角は5番手の外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げてはくるが、先に抜け出したエヒトとの差は詰まらない。
逆にゴール前ヒートオンビートに交わされて3着。
長い脚を使った分、最後は少し甘くなった。
スタートさえもう少し速ければ・・・という競馬。
⇒アンティシペイトの分析
3番人気のヒュミドールは5着。
道中は中団の前、6番手の最内。
ちょうど勝ったエヒトの内側がこの馬。
3~4角でエヒトが上がって行ったときに、この馬内で包まれる感じで進出が遅れた。
4角は8番手の内で直線に向き、直線も馬場の内目から追い上げを見せるが、前は止まらないので5着まで。
道中は最短コースで完璧な位置取りだったが、その位置どりがアダになった感じ。
力負けではない。
⇒ヒュミドールの分析