フリームファクシのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
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フリームファクシの近走
23/2/5 きさらぎ賞(G3)
中京 芝2000m 良
着順:1着(1.59.7・-0.1差)
騎手:川田将雅(56キロ)
道中は2番手追走から、4角も2番手で直線に向き、直線は馬場の真ん中に進路を取ると、早々に先頭に立ち、坂の上りでは後続を突き放して突き抜けるかに見えたが、最後の200mでオープンファイアにアタマ差迫られるも、何とかしのでゴール。
展開的には前が有利だったとはいえ、先行してしっかり勝ち切る安定感は評価できる。
坂の上りは得意そうだが、平坦のキレ味はどうか?
23/4/16 皐月賞(G1)
中山 芝2000m(内)重
着順:9着(2.02.0・1.4差)
騎手:レーン(57キロ)
道中は中団10番手の外目を追走。
4角も10番手の外で直線に向くが、直線では伸びを欠いた。
もう少し前目で競馬をしたいところだろうが、あまり前目だとハイペースに巻き込まれるので、これは難しいところ。
3~4角で上位馬のように馬場の外目に出せなかったことが、直線の伸びにも響いたのではないか?
いずれにしてもちょっと物足りない内容。
道悪がダメなのか?
23/5/28 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:10着(2.25.7・0.5差)
騎手:吉田隼人(57キロ)
道中は中団の後ろ12番手の内を追走。
4角は12番手の中ほどで直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、伸びずバテずの10着どまり。
折り合いに重視でポジションを下げた感じ。
鞍上がコメントしているように、良いのは1800mあたりか?
⇒2023年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
フリームファクシの脚質
先行脚質。
好位抜け出しからの差し切り。
スタートはそこそこ速く、容易に良いポジションを取れ、終いの脚も確実なので順位は安定。
ただ、ルーラーシップの末脚だけに、切れ味勝負や速い上りの決着に、どこまで食い下がれるか?
フリームファクシの血統背景
父はルーラーシップ(ミスプロ系キングマンボ/クイーンエリザベス2世カップ、宝塚記念2着)。
母の父はスペシャルウィーク(サンデー系/日本ダービー、春天、秋天、ジャパンカップ)。
半姉にディアドラ(秋華賞、ナッソーステークス(英))。
母方の7代前のLavantからのラインは欧州や日本で多くの重賞勝ち馬を輩出している名門牝系。
日本での代表的な近親には、ソングライン(安田記念)、ロジユニヴァース(日本ダービー)、メジャーエンブレム(阪神JF、NHKマイルC)。