結果

2022年 7月31日(日)

第70回 クイーンS(G3)

札幌競馬場 芝1800m 良

7月31日(日)札幌競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
テルツェット 1.47.8 6-6-7-7(中団) 34.4
サトノセシル 1.47.8 ハナ 8-8-7-4(中団) 34.4
ローザノワール 1.47.8 クビ 1-1-1-1(逃げ) 35.2

レースの上り:35.2


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.47.8 35.2 12.7 12.2 12.4 12.1 11.8 11.4 11.6 11.6 12.0
過去平均 1.46.50 35.0 12.2 11.3 11.9 12.0 12.1 12.0 11.8 11.4 11.8
0.2 0.5 0.9 0.5 0.1 -0.3 -0.6 -0.2 0.2 0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

レース前半はかなりのスロー。

その分、残り1000mあたりから早めの仕掛け。

こうなると、前の馬は1000mくらいの間、スピードを持続し続けなければならなくなるので、SPの持続力のない馬にはちょっときつい。

反対に、中団あたりで脚を溜めていた組は、前の馬がロングスパートをかけてくれた分、上り時計がかかってくるので好都合。

そういうわけで、前にいた馬はある程度のスピード持続力が要求されたが、中団あたりにいた馬には確実に繰り出せる末脚(特別切れる必要はない)、が求められたレース、後方にいた馬は、速い末脚を持っていても、当日の馬場状態はまだまだ前が止まらない馬場だったので、位置取り的に届かなかった。

総じて、走破時計は平均以下、上り時計も速くはなく、あまり内容のあるレースとは言えない印象。


回顧

1着は2番人気のテルツェット。

1枠1番から、道中は6~7番手の最内。

4角も7番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の最内、1頭分開いたスペースからしっかりと伸びてゴール。

久々にスタート五分、1角で他馬と接触する不利もあったが、前半はユルユルのペースだったので大けがには至らなかった。

こうなると道中最内の最短コースから、最後の直線も最内にしっかりとスペースができるという幸運。

格下馬のサトノセシルにハナ差迫られるのが余計なぐらいのレース内容。

テルツェットの分析

 

2着は8番人気のサトノセシル。

道中は中団8番手を追走。

3~4角で外々を回して進出を開始し、4角は4番手の外で直線。

直線は馬場の三分どころから追い上げに入り、一完歩ずつ逃げ粘るローザノワールを追い詰めて行き、ゴール前ではこれを捉えたが、内から伸びたテルツェットにハナ差競り負けての2着。

外を回して内のテルツェットと良い勝負。

斤量が1キロ軽いとは言え、やはり力はOPクラス。

サトノセシルの分析

 

3着は3番人気のローザノワール。

2枠2番からハナへ。

前半はかなり緩いペースでレースを引っ張り、残り1000mあたりからペースを上げて行く。

4角も先頭で直線に入るが、直線ではゴール前で2頭に交わされて惜しい3着。

鞍上もコメントしているように、ちょっと前半緩すぎた。

馬の適正にもよるが、この馬の場合は、中盤で息を入れた方が良いタイプだろう。

ローザノワールの分析

 

1番人気のウォーターナビレラは10着。

6枠10番から、道中は3番手追走。

4角は2番手で直線に向くが、直線では外から追い上げてきたサトノセシルに抵抗できず、残り100mを待たずして失速し、馬群に消えた。

SPの持続力はある馬なので、展開で沈んだとは考えにくい。

敗因は距離か、休み明け。

ウォーターナビレラの分析