結果

第37回 フェアリーS(G3)16頭

中山競馬場 芝1600m 良

クッション値:10.8(やや硬め)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ファインルージュ 1.34.4 9-9-7(中団) 35.0
ホウオウイクセル 1.34.8 2  1/2 9-11-10(中団) 35.2
ベッラノーヴァ 1.34.9 1 13-15-14(後方) 34.9

レース上り:35.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.34.4 35.7 12.4 11.6 11.8 11.0 11.9 12.0 11.9 11.8
過去平均 1.34.72 35.3 12.4 11.3 11.7 12.0 12.0 11.9 11.5 11.9
0.4 0.0 0.3 0.1 -1.0 -0.1 0.1 0.4 -0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤(Lap3まで)は遅いくらいのラップを刻んでいたが、後方にいたクールキャットがその流れを嫌ったのか、先頭に競りかけてハナに立った。

ここで一旦200mほどペースが急に上がったが、その後は落ち着いて、上り3Fはその影響もあったのか、坂の上りで先行勢の脚が止まり、外からの追い込み勢が差し切った。

トラックバイアスも、ちょうどこのレースくらいから外差し有利の傾向が顕著に出始めた感じ。

先行勢の脚が止まったのは、中盤のハイラップと、内の荒れた馬場が影響したと考える。

総じて、決め手を持つ後ろからの追い込み勢に有利な展開となった。


回顧

1着は3番人気のファインルージュ。

道中は中団で脚をためて、3~4角で順位を上げ、4角7番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から一気に追い上げて、坂の上りでまとめて交わしてゴール。

展開の利があったにせよ、坂の上りで後続をグンと突き放すあたり、脚力(パワー)のある走りは評価できる。

ファインルージュの分析

 

 2着は8番人気のホウオウイクセル。

道中は勝ったファインルージュの直後あたり。

3~4角もファインルージュと一緒に上がって行って直線に向いたが、直線ではキレ味の差が出た感じ。

 

3着は6番人気のベッラノーヴァ。

道中は殿に近い後方。

4角は大外を回して直線に向いたが、このポジションからでは3着まで。

良馬場でも弾けるところを見せた格好だが、今回は位置取りが悪すぎた。

ベッラノーヴァの分析

 

1番人気のテンハッピーローズは4着。

道中は中団の前あたり。

4角は3番手で直線で伸びてくるかと思ったが、思いのほか伸びきれず4着。

「外に膨れて脚を削がれた」とは鞍上のコメント。

まだ幼さが残る感じか。

テンハッピーローズの分析

 

2番人気のクールキャットは10着。

スタート直後は後方にいたが、スローの流れを嫌ってハナへ。

しかし直線では坂の上りで一杯。

この馬の脚質からして、スローの流れを嫌ったのは正解だろう。

しかし、ペース配分の緩急が少し雑に思えた。

クールキャットの分析