結果

2023年 9月9日(土)

第8回 紫苑S(G2)

中山競馬場 芝2000m(内)稍重

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
モリアーナ 1.58.0 16-15-15-14(後方) 34.3
ヒップホップソウル 1/2 4-4-4-3(先行) 35.9
シランケド 1  1/4 11-12-13-12(中団後ろ) 35.0

レースの上り:36.3


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 1.58.0 36.3 12.2 11.0 11.8 11.5 11.6 11.8 11.8 11.9 12.4 12.0
過去平均 1.58.84 34.5 12.2 11.2 12.2 12.2 12.7 12.0 11.8 11.5 11.3 11.6
1.8 0.0 -0.2 -0.4 -0.7 -1.1 -0.2 0.0 0.4 1.1 0.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

稍重馬場でありながら、序盤から中盤までかなり速いラップを刻んでいる。

開幕週の中山の馬場を考えても、これは稍重馬場にしてみればかなり速いラップと見ていいだろう。

その分、後半は徐々に脚が止まってきたが、最後の1Fでは、さらなる加速を示している。

これはほとんどが2着に入ったヒップホップソウルの刻んだラップだが、道中前々につけていての最後のこの底力は評価できる。

一方で、最後はもの凄い脚で追い上げてきた勝ち馬のモリアーナ。

上りがかかったために後方からの追い込みが効いたといっても、この流れ、この馬場で終いの切れ味34.3秒の脚は速い。

この馬、ベストの距離はこれくらいなのかも。

いずれにしても今年の「紫苑S」は、確かなスタミナとパワー、底力を要求されたレースではなかったか。


回顧

1着は4番人気のモリアーナ。

道中は後方15番手の内目を追走。

3~4角で外に出して、4角は14番手の外から直線。

直線は大外に進路を取るのではなく、馬群の中ほどから馬群を縫うように伸びてきて、ゴール前、前で粘り込みを計るヒップホップソウルを半馬身交わしてゴール。

後方からの追い込みは、展開が向いた側面も当然あるが、それでも、道中の比較的速い流れから、一頭だけ終いの脚が34秒台、それも前半の末脚は評価できる。

この馬としては初めての2000mだったが、これくらいの距離で、これくらいの流れが一番合っていたのではないか?

モリアーナの分析

 

2着は2番人気のヒップホップソウル。

道中は先団4番手の内目を追走。

4角は3番手で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の手前で早くも先頭に立つと、そのまま押し切りを計るが、ゴール前、後方から追い上げたモリアーナの末脚に屈して2着。

敗れはしたが、道中の速い流れを前々で踏ん張り、最後の1F、坂の上りではさらなる加速を示した。

この馬のスタミナ、パワーもなかなかのものと見る。

ヒップホップソウルの分析

 

3着は9番人気のシランケド。

スタート出遅れて、道中は中団の後ろ、12番手の外目を追走。

4角は12番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入り、良い脚で伸びてはくるが3着まで。

この馬の場合は展開が向いた感じ。