結果
2023年 3月25日(土)
第71回 日経賞(G2)
中山競馬場 芝2500m(内)不良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | タイトルホルダー | 2.36.8 | 2-1-1-1(逃げ) | 36.8 |
② | ボッケリーニ | 8 | 7-7-7-5(中団) | 37.0 |
③ | ディアスティマ | 3/4 | 1-2-2-2(先行) | 38.0 |
レースの上り:36.8
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | Lap13 | |
今走 | 2.36.8 | 36.8 | 6.9 | 11.7 | 12.0 | 12.9 | 12.6 | 13.1 | 12.9 | 12.7 | 12.8 | 12.4 | 12.5 | 11.9 | 12.4 |
過去平均 | 2.33.94 | 35.5 | 7.0 | 11.7 | 12.1 | 12.7 | 12.6 | 13.2 | 12.7 | 12.4 | 11.9 | 12.1 | 11.9 | 11.5 | 12.1 |
差 | 1.3 | -0.1 | 0.0 | -0.1 | 0.2 | 0.0 | -0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.9 | 0.3 | 0.6 | 0.4 | 0.3 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
不良馬場の中、前半1000mあたりまでは例年の良馬場平均くらいのラップで推移している。
そして残り1000mを切ったあたりで息を入れて、最後の400mで再加速して後続を突き放した。
後続は中盤あたりまではタイトルホルダーについて行けたが、道中の不良馬場を考えると、決して遅いペースではなかったと考えられる。
おそらく中盤までのこのペースで、後続の脚は確実に削がれていったのだろう。
残り1000mを切って、一旦息を入れるタイトルホルダーは、残り400mで再加速。
ここでついて行ける馬はいなかった。
前半突っ込んで、中盤あたりで息を入れて、最後に突き放すタイトルホルダーの逃げパターンが不良馬場でもはまった。
総じて、パワーとスタミナに秀でた馬が上位を占めたレース。
回顧
1着は2番人気のタイトルホルダー。
詳細はラップ分析で書いたのでここでは省くが、59キロの斤量を背負って破格の強さ。
パワーとスタミナ比べなら、国内で敵はいないのだろう。
中山の不良馬場でこれだけの強さを示す馬が、「凱旋門賞」では11着。
世界の壁はまだまだ高くて厚いのか?
⇒タイトルホルダーの分析
2着は5番人気のボッケリーニ。
道中は中団の後ろ、6番手の内目を追走。
3~4角で外に出して、4角は5番手の外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げを計り、坂下では2番手に浮上してくるが、先頭の背中は遠く、昨年に続いての2着。
こう言う馬場、展開では力を発揮するが、勝ち馬とは明らかな力の差がある。
⇒ボッケリーニの分析
3着は7番人気のディアスティマ。
道中2番手追走から、4角も2番手で直線に向き、直線は前で粘るも、坂の途中でボッケリーニに交わされての3着。
この馬もタフな展開には強。
道中2番手から、最後のゴール前、ライラックに抜かせずに、3着を死守できたのは評価できる。
⇒ディアスティマの分析
1番人気のアスクビクターモアは9着。
スタートであおってしまい、大きく出遅れて、道中は後方よりの9番手の内目を追走。
4角は9番手の大外に持ち出して、直線も馬群の外目から追い上げを計るが、末脚は不発。
いつもは先行策が取れる馬だが、今回は出遅れて後方からの競馬になった。
最後の直線は馬場の外目に出して追い上げを計ったが、もともと末脚で勝負する馬ではなく、この不良馬場ではなおさら。
今回は出遅れがすべて。
加えて、こういう馬場も得意ではないのかもしれない。
⇒アスクビクターモアの分析
3番人気のライラックは4着。
道中は最後方から、3角を過ぎて進出を開始して、4角は5番手の大外で直線。
直線は馬群の外目からいい脚で伸びてはくるが、前で粘るディアスティマは交わせず。
パワー系の牝馬でこの着順には納得だが、タフな馬場で最軽量54キロの斤量も有利に働いたのかも。
⇒ライラックの分析