2020年11月8日【アルゼンチン共和国杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ゴールドギアの好走パターンを分析。
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ゴールドギアの距離適性
ゴールドギアはこれまでに芝1600m~芝2500mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(1-0-2-4)
- 芝1800m(1-1-0-3)
- 芝2000m(1-1-0-3)
- 芝2200m(0-0-0-3)
- 芝2400m(1-0-0-0)
- 芝2500m(0-0-2-2)
ペースが速くなると終いの脚が甘くなるが、緩い流れなら適距離のレンジは結構広いのではないか?
ゴールドギアの脚質
出遅れが多く、スタートが遅い馬だけに、位置取りは後方、もしくは中団あたり。
しかし終いの脚は確実に繰り出してくる。
ただ、ペースが速くなると、その末脚も鈍り勝ち。
芝1800m以上のレースで、前半1000mが60秒以下のレースは(0-0-0-7)。
一方で、芝1800m以上のレースで、前半1000mが60.7秒以上になると、その戦績は(3-2-2-4)。
しかし、たとえペースが落ち着いても、上りが速くなると、当然後ろからでは届かないので、なかなか勝ち切れないというジレンマがある。
スローペースでなおかつ上りがそこそこかかる、小回りコース、開催後半の馬場あたりが狙い目か?
ゴールドギアのコース適正
ゴールドギアの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-1-0-1)
- 函館(1-0-0-1)
- 新潟(0-1-0-1)
- 東京(2-0-1-6)
- 中山(1-0-3-6)
上りがかかりやすい札幌、函館の洋芝、冬の中山あたりは飛んで来やすい。
ゴールドギアの持ち時計(ベストタイム)
ゴールドギアの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.33.4 3着(東京)
- 芝1800m:1.45.9 8着(東京)
- 芝2000m:1.58.8 5着(中山)
- 芝2200m:2.12.6 5着(中山)
- 芝2400m:2.23.8 1着(東京)
- 芝2500m:2.30.2 5着(東京)
高速決着には向いていないだろう。
ゴールドギアの重馬場適正
ゴールドギアの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-1-0-1)
- 重(未)
- 不良(未)
本格的な道悪の経験はまだないが、末脚が削がれる分、プラスには働かないのでは。
ゴールドギアの鉄砲実績(休み明け)
ゴールドギアの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-0-2)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-3)
- 3戦目(1-0-0-1)
- 4戦目(0-0-1-0)
- 5戦目~(1-0-1-4)
あまり特徴的なデータはない。
ローテーション的には、中3~5週が(2-1-0-6)で最も良い。
ゴールドギアの枠順適正
ゴールドギアの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-1-3)
- 5~9番(1-1-1-1)
- 10~14番(1-0-0-5)
- 15~18番(0-0-0-2)
スタートが遅いので、あまり外枠からだと、出遅れた場合は致命的な差が生まれる。
ゴールドギアの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-1-3)
- 3~5月(春):(1-0-3-4)
- 6~8月(夏):(1-1-0-3)
- 9~11月(秋):(1-1-0-5)
ゴールドギアの斤量別着度数
- 52キロ(0-0-0-1)
- 53キロ(0-0-0-3)
- 54キロ(1-1-2-1)
- 55キロ(2-1-1-5)
- 56キロ(1-0-0-2)
- 57キロ(0-0-1-3)
ゴールドギアの連対体重
- 462~482キロ
ゴールドギアの血統背景
父はロードカナロア(ミスプロ系キングマンボ)。
母の父は2004年の「天皇賞(秋)」「ジャパンカップ」「有馬記念」を勝ったゼンノロブロイ(サンデー系)。
ゴールドギアの近走
20/5/31 目黒記念(G2・ハンデ)
東京 芝2500m 良
着順:5着(2.30.2・0.6差)
騎手:三浦皇成(53キロ)
出遅れて後方から。
前半1000mが60秒フラットぐらいで、ゴールドギアにとっては微妙なペース。
直線は内を突いて伸びて来るが、少し窮屈な場面はあったにせよ0.6差の5着まで。
このクラスで掲示板を確保できたのは良かったが、ハンデ53キロを考えるとやはり物足りない。
20/9/6 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m 良
着順:9着(2.00.4・0.5差)
騎手:武藤雅(53キロ)
道中は後方。
各馬が馬場の悪い内目を避けて走る中、ゴールドギアはそんな馬群の外目を追走。
4角は14番手で直線。
後ろからの馬は馬場状態の良い大外へ群がるが、ゴールドギアは距離ロスを考慮してか馬群の中ほどへ進路を取る。
それゆえ自慢の末脚も不発気味。
20/11/8 アルゼンチン共和国杯(G2)
東京 芝2500m 良
着順:9着(2.32.4・0.8差)
騎手:田辺裕信(53キロ)
スタートが遅く最後方あたりから。
4角も16番手で直線に向き、外目に進路を取って追い上げるが、大して良い脚は使えず。
脚質と言うより、まだこのクラスの力はなさそう。
⇒2020年 アルゼンチン共和国杯(G2)のラップ分析&回顧
ゴールドギアの次走
次走は12月5日、中山競馬場 芝3600mで行われる「ステイヤーズS(G2)」。
3000m以上は初めての距離。
斤量も3キロ増えて、よほどの適性がない限り好走は難しいだろう。