結果

第29回 アーリントンカップ (G3)

阪神競馬場 芝1600m(外)稍重

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
タイセイビジョン 1.34.3 11-9(後方) 36.2
ギルデッドミラー 1.34.6 2 6-4(中団) 36.8
プリンスリターン 1.34.7 クビ 2-1(先行) 37.1

レース上り:36.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.34.3 36.7 12.4 10.8 10.9 11.6 11.9 11.7 12.1 12.9
過去平均 1.34.6 34.9 12.5 11.1 11.7 12.1 12.3 11.5 11.2 12.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去9走))

序盤は10秒台のラップが2度続くなど速いラップを刻んだ。

そして中盤も、一度も12秒台に落ちることなく、上りの600mへ。

しかし上りはさすがにかかって36.7秒。

馬場は9Rまでは重馬場で、このレースから稍重に回復していたとは言っても、このラップは速い。

道悪適正に加えて、スピード持続力と底力が求められたレースとなった。


回顧

1着は1番人気のタイセイビジョン

マイルの2歳チャンピョンを決める「朝日杯FS(G1)」2着の実力はやはり違った。

道中は後方で脚を溜めて、残り600mあたりからジワジワと進出、直線は最内を突いて伸びてきて、坂で後続を突き放した。

一頭だけキレが違った完璧な勝利だが、ハイペースを後方で脚を溜めて、直線は内に切れ込む好騎乗。

展開が向いたことも考慮すると、この2馬身の差は、そのまま受け取らない方がいいかもしれない。

 

2着は4番人気のギルデットミラー

1600mのペースでは折り合いがどうかと思われたが、このハイペースなら全く問題なし。

道中は中団で終始外目を回って直線も外から伸びては来るが、先に抜け出していたプリンスリターンを捉えるのがやっと。

勝ち馬とは4角での位置取りの差もあったが、それを考慮しても完敗の部類だろう。

能力全開ならもう少しやれると思ったが・・・。

 

3着は5番人気のプリンスリターン

「シンザン記念」2着からの参戦。

道中はこのハイペースを2番手追走。

4角では早々に先頭に立ち押し切りを計ったが、タイセイビジョンに内から、ギルデッドミラーに外から来られて3着。

前々で追走していて残ったのはこの馬だけなので、力があることは確か。

馬場が渋ってチャンスではあったが、もう少しペースが落ち着いていれば、ここまで離されることもなかったかも。

 

2番人気のトリプルエースは5着。

道中は4番手で追走し、直線もいいところまでは粘っているが最後は切れ負け。

この馬としては、馬場が乾くのが少し早すぎたか。