結果

2022年 7月17日(日)

第58回 函館記念(G3・ハンデ)

函館競馬場 芝2000m 重

7月17日(日) 函館競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ハヤヤッコ 2.03.6 6-6-4-2(中団前) 37.8
マイネルウィルトス 2.03.8 3/4 16-16-10-3(後方) 37.3
スカーフェイス 2.04.3 3 14-13-13-11(後方) 37.7

レースの上り:38.3


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 2.03.6 38.3 12.2 11.1 12.0 12.3 12.5 12.3 12.9 13.2 12.5 12.6
過去平均 1.59.38 36.2 12.5 11.0 11.7 11.9 12.1 12.0 12.0 12.0 11.9 12.3
2.1 -0.3 0.1 0.3 0.4 0.4 0.3 0.9 1.2 0.6 0.3

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

道中のペースは例年に比べればかなり緩いが、重馬場を考えればどうかというところ。

残り600m付近で逃げるレッドライデンが交わされているので、レースの上りの600mは丸々後続の馬のラップになる。

それでもラスト600mには38.3秒を要しているあたり、道中のペースはこの日の馬場を考えると、決して遅くはなかったと考えるのが妥当なところだろう。

着順も、道中後方で楽をした馬が5着以内の内の4頭。

勝ったハヤヤッコは、道中は中団前目にいたものの、スタートは最内1番枠から道中も終始最短コースを通ってスタミナを温存した格好。

函館の洋芝に重馬場が重なり、当日はかなりパワーのいる馬場になっていたことは間違いなく、道中のペースも、重馬場を考えれば決して遅くはなかった。

今年の「函館記念」は、道悪適正に加えて、道中の位置取りによるスタミナの有無が大きなポイントになったのではないか。


回顧

1着は7番人気のハヤヤッコ。

1枠1番から道中は中団前、6番手の最内。

3~4角でやや外に出して順位を上げて行き、4角は2番手の外目で直線に向くと、直線では早々に先頭に立つと、そのまま一気に押し切ってゴール。

道中の最短コースも効いたが、ダートの重賞勝ち馬にとって、何よりもこの馬場が完全に効いた。

 

2着は1番人気のマイネルウィルトス。

スタートで出遅れて、前半は最後方からの競馬。

3角手前から順位を上げ行き、3角は10番手、4角は3番手の外で直線。

直線では、先に抜け出したハヤヤッコと競ってはいたが、最後まで捉えるまでには行かなかった。

出遅れて、前半は後方で楽をできたのが良かった。

道悪の適性も十分。

マイネルウィルトスの分析

 

3着は4番人気のスカーフェイス。

道中は後方13番手の最内を追走。

3角13番手の最内から、4角手前では、スッと外に出して4角は11番手の大外で直線。

直線は馬群の大外から追い上げてはくるが、前の2頭には届かない。

この馬も後方最短コースで脚を溜めた組。

4角内を突ければ際どかったのだろうが、あのまま内にこだわっていると3着もなかったかもしれない。これは勝負のアヤ。

この馬も道悪は巧い。

スカーフェイスの分析

 

2番人気のアラタは6着。

道中は中団の前、6番手の外を追走。

終始外々を回っていたせいか、3~4角ではちょっと手ごたえが怪しい。

4角は6番手で直線に向くが、直線では伸びずバテずの6着まで。

この馬は決して道悪が悪いわけではないだろうが、今回は前目の位置取りが裏目に出たか?

アラタの分析

 

3番人気のサンレイポケットは5着。

道中は中団10番手の外を追走。

3~4角は外を回して順位を上げて、4角は3番手の外で直線。

直線も馬群の中ほどから追い上げてはくるが、イマイチ伸びを欠いて5着まで。

馬場がここまで悪くなれば自慢の末脚が削がれるのは確か。

この馬場だとトップハンデの57.5キロも効いていただろう。

サンレイポケットの分析