結果

第82回 優駿牝馬(オークス・G1)

東京競馬場 芝2400m 良

クッション値:9.4(標準)

2021年5月23日 東京競馬場の馬場傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ユーバーレーベン 2.24.5 12-13-10-8(中団後) 34.4
アカイトリノムスメ 2.24.6 1 5-7-10-10(中団) 34.4
ハギノピリナ 2.24.6 ハナ 17-17-15-12(後方) 34.3

レースの上り:34.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12
今走 2.24.5 34.9 12.5 11.1 11.8 12.3 12.2 12.6 12.6 12.4 12.1 11.3 11.7 11.9
過去平均 2.24.02 34.6 12.5 11.1 12.1 12.2 12.1 12.4 12.6 12.4 12.1 11.5 11.3 11.8
0.3 0.0 0.0 -0.3 0.1 0.1 0.2 0.0 0.0 0.0 -0.2 0.4 0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

スタートしてから、行きたい馬が前に殺到した1コーナーあたりで少し速めのラップを刻むが(Lap3)、隊列が決まってからのペースは至って平均か、平均よりも少し遅い感じで推移。

しかし、上りの3Fもそれほど速くはならない。

レースの上り3Fは34.9秒と、道中のペースを考えると少し物足りない。

オークスは、過去20年を遡っても、前走1勝クラスの馬が馬券に絡むことはなかった。

今年は3着のハギノピリナが前走1勝クラス「矢車賞」を勝ち上がっての参戦。

もちろんハギノピリナは最後に上り3Fメンバー2位の脚を繰り出して良く頑張ってはいるが、この脚が通用するレースだったと考えることもできる。

総じて今年のオークスは、2400mを走りきることが出来るスタミナと、そこそこの瞬発力があれば勝負になった、レース的には平凡な内容だったように思う。


回顧

勝ったのは3番人気のユーバーレーベン。

道中は中団の後ろ、12~13番手の内目を追走。

しかし3角手前で思い切って外に出し、3~4角では大外を回して進出。

4角は8番手の外で直線。

直線では坂の上りで先頭を射程圏に収めると、坂を上りきったあたりで先頭、ゴール前は内からアカイトリノムスメ、外からはハギノピリナの強襲を抑えきってゴール。

3角手前から長く良い脚を使ってきただけに、上り時計がそこそこかかったこともこの馬には良かった。

ユーバーレーベンの分析

 

2着は2番人気のアカイトリノムスメ。

道中は中団の前6~7番手、ちょうどソダシを前に見るかたちでレースを進めていた感じ。

3~4角でソダシが若干順位を下げたのに伴って、この馬も4角は10番手で直線。

直線もソダシを前に置いて追い出しを計り、残り200mを切ったあたりではしっかりとソダシを交わしはしたが、先に抜け出していたユーバーレーベンを捉えるまでには行かなかった。

ちょっとソダシを意識しすぎていたような印象はある。

アカイトリノムスメの分析

 

3着は16番人気のハギノピリナ。

道中は後方。

3~4角で少し順位を上げて、4角は12番手の大外から直線。

直線も馬群の外目から追い込んでくるが、2着のアカイトリノムスメにはハナ差の3着。

外差しが伸びやすい馬場状態も見方したか。

 

1番人気のソダシは7着。

道中は先団2~3番手。

4角は6番手で直線に向くが、直線は坂を上りきったあたりで苦しくなった。

緩い流れで力んで走っていた感じはあったが、鞍上もコメントしているように、基本的には距離が長かったのだろう。