結果

2023年 5月7日(日)

第28回 NHKマイルカップ(G1)

東京競馬場 芝1600m 稍重

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
シャンパンカラー 1.33.8 12-13(中団後ろ) 34.4
ウンブライル 16-16(後方) 34.0
オオバンブルマイ 1  1/4 15-15(後方) 34.4

レースの上り:35.4


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.33.8 35.4 12.4 10.6 11.3 12.0 12.1 12.0 11.5 11.9
過去平均 1.32.32 34.7 12.2 10.5 11.4 11.8 11.8 11.3 11.4 12.0
0.7 0.2 0.1 -0.1 0.2 0.3 0.7 0.1 -0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

前後半のペースバランスが+1.2秒なので、数字の上ではハイペース。

そして、3着以内に入った馬がすべて後方からの追い込み馬という点でも、前傾ラップの展開。

ただ、上位に来ている馬はすべて4角かそれ以降で外を回している馬。

加えて言うと、道中馬場の内目を通った馬も例外なく上位にはこれていない。

雨の降りしきる稍重の馬場で、馬場の内外でスタミナの消耗、伸びの違いがあったことは事実だろう。

道中前に行った組は、良馬場平均並みの前半のペースで、ある程度スタミナを削がれて、直線に入って、馬場の悪い内を通ることでさらに脚も削がれた。

道中中団かそれ以降の馬たちは、道中控えてスタミナを温存し、直線も馬場の良い外目を通ることで末脚を生かせた。

今年の「NHKマイルC」は、展開や馬場が少し極端だったような印象。

ここで好走した馬は実力半分、ツキ半分、くらいの見立てが丁度よさそう。

逆に、僅差で負けている馬は、力負けではない可能性が高い。


回顧

1着は9番人気のシャンパンカラー。

スタート出遅れて、道中は中団の後ろ後方寄り12番手の外を追走。

4角は13番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計り、坂の上りで先頭を射程圏に捉えると、ゴール前で抜け出して、ウンブライルの追撃をアタマ差しのいでゴール。

道中のポジションはいつもよりかなり後ろ。

コメントを聞くと、これは狙ったポジションではなかったようだが、それが奏功した格好。

東京マイルはこれで3戦3勝。

コースとの相性もいいのだろう。

シャンパンカラーの分析

 

2着は8番人気のウンブライル。

スタート出遅れて道中は後方16番手を追走。

4角も後方16番手で直線に向き、直線は馬群の大外に進路を取って追い上げを計る。

坂を上って残り200mでも、まだ先頭との差はそこそこあったが、残り200mでこの差を詰めて、最後はアタマ差の2着。

この馬も展開がはまった口だが、最後の脚は凄まじかった。

この先、パンパンの良馬場で、速い上りでも同じ脚が使えるかどうか?

 

3着は3番人気のオオバンブルマイ。

道中は後方15番手。

4角も15番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂の上りで先頭を射程圏に捉えるが、坂を上から脚色が鈍り、最後はウンブライルに交わされての3着。

この馬の場合、ポジションはもう少し前で、SPの持続力を生かしながらの差し脚の方がよさそうな感じ。

オオバンブルマイの分析

 

1番人気のカルロヴェローチェは5着。

道中は中団9番手。

4角は7番手の中ほどで直線に向き、直線は馬群の中から差し脚を伸ばしてきて、坂の上りでは先頭を伺う構えを見せていたが、坂を上り切ってから脚色が鈍った。

4着のダノンタッチダウンとはハナ差。

中団にポジションを取った組では、ダノンタッチダウンと並んで好走した部類に入るのではないか?

 

2番人気のエエヤンは9着。

道中は中団9番手の内を追走。

4角は7番手の内で直線に向き、直線は馬場の最内から追い上げを計るが、外から寄られるなどスムーズさを欠いた。

道中内目で、直線も内。

直線スムーズだったとしても、外差し勢に対抗できる脚は残っていなかっただろう。

エエヤンの分析