ダノンザタイガーのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
ダノンザタイガーの近走
22/11/19 東スポ杯2歳S(G2)
東京 芝1800m 良
着順:2着(1.45.9・0.1差)
騎手:川田将雅(55キロ)
道中は後方馬群の前、8番手の外目を追走。
4角は8番手の大外を回って直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りで先頭集団を射程圏に入れると、残り200mで、同じく内から追い上げてきたガストリックと追い比べ。
しかし、クビ差届かずの2着。
勝ち馬とは、内と外との距離ロスが勝敗を分けた感じだが、あそこまで追い詰めたのなら差し切りたいところ。
23/2/12 共同通信杯(G3)
東京 芝1800m 良
着順:3着(1.47.2・0.2差)
騎手:川田将雅(56キロ)
道中は中団6番手の内目。
4角も6番手の内目で直線に向くと、直線は馬群の中ほどから追い上げに入るが、出すところ出すところ進路が狭くなって、小刻みに左右に振れていた感じ。
不利というより、鞍上もコメントしているように、まだ動き切れていない感じ。
しかしここまで、終いは確実に繰り出してきているので、この先一皮剥ければ面白い存在。
ダノンザタイガーの脚質
道中控えて、終いを生かす競馬。
終いの脚は相当確実なので、着順は安定しているが、勝ち切れないことが多い。
「新馬戦」は斤量の差、「東スポ杯」は内と外、「共同通信杯」は直線での微妙な進路など、それぞれに理由はあるが、ここ一番での「キレ」という意味では、まだちょっと物足りない。
また、ここまでオール左回りというのも気にはなる。
ダノンザタイガーの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック)。
母のシーズアタイガーは米国で走り、AWのG1に勝利したあと、G1の「BCジュヴェナイルフィリーズ」では1着に入ったものの、2着馬の進路を妨害したとして2着降着。
母の父はテイルオブザキャット(ND系ストームキャット)。
テイルオブザキャット米国で走り、ダートの短距離、中距離路線で活躍。