結果
第57回 七夕賞(G3・ハンデ)稍重
クッション値:7.9(やや軟らかめ)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | トーラスジェミニ | 2.02.2 | 2-2-2-2(先行) | 37.0 | |
② | ロザムール | 2.02.2 | クビ | 1-1-1-1(逃げ) | 37.1 |
③ | ショウナンバルディ | 2.02.4 | 1 1/2 | 6-6-8-8(中団) | 36.7 |
レースの上り37.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 2.02.2 | 37.1 | 12.4 | 11.7 | 11.7 | 12.6 | 12.4 | 12.3 | 12.0 | 12.1 | 12.2 | 12.8 |
過去平均 | 1.58.87 | 36.5 | 12.2 | 11.0 | 11.2 | 12.1 | 12.1 | 12.0 | 11.9 | 12.0 | 12.0 | 12.6 |
差 | 0.6 | 0.2 | 0.8 | 0.5 | 0.5 | 0.3 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.3 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去6走))
馬場状態は稍重の発表ながら、終日小雨が降り、時には大量のスコールのような大雨も降る状況の中、「七夕賞」のスタート時点では、馬場は相当緩く、重馬場に等しい状態だったと推察される。
そんな馬場状態も反映されて、ラップの出方もかなり遅い上に、上りも37.1秒とかなりかかった。
レースは道中1、2番手でレースを進めた馬のワンツーとなったが、道中は緩いペースでラップを刻み、最後は道悪によって後ろからの脚も封じられたわけなので、「行った行った」の決着にも納得が行く。
今年の「七夕賞」は、道悪に適性を持つ、先行馬有利のレース展開となった。
回顧
1着は2番人気のトーラスジェミニ。
道中2番手追走から、4角を回って直線の入り口では早くも先頭。
あとは内で食い下がるロザムールをクビ差抑えてゴール。
2番手でも競馬ができる馬なので、競りかけてペースが上がるよりは、2番手追走がベストの選択。
本来2000mはやや長いはずだが、この流れなら大丈夫。
道悪も走る馬なので、適性がしっかりはまったレースとなった。
⇒トーラスジェミニの分析
2着は7番人気のロザムール。
1枠2番からハナを切り、トーラスジェミニにも競りかけられずにマイペースの逃げが打てた。
2000mは長いと思ったが、この馬も道悪は問題なく、このペースでハナを切れたことが2着入線の大きな要因だろう。
53キロのハンデももちろん効いた。
⇒ロザムールの分析
3着は9番人気のショウナンバルディ。
道中は中団6番手の内。
4角は8番手で直線に向くと、直線は馬群の外目からしぶとく伸びて来て3着を確保。
中団からの競馬で3着に食い込めたのは意外。
消耗戦を粘り込める力はある馬なので、あとはハナ差4着のマウントゴールドとの2キロのハンデ差が効いたのだろう。
道悪もどうやら苦にしなさそう。
⇒ショウナンバルディの分析
1番人気のクレッシェンドラヴは14着。
道中は中団8~9番手追走で、4角も9番手の外で直線に向くが、直線はまったく伸びを欠いた。
昨年は重馬場でも36.6秒の脚で差し切ったのだが、今年はどうしたか?
調教は動いていたようだが、58キロのハンデや、加齢も敗因になるのかもしれない。
⇒クレッシェンドラヴの分析
3番人気のブラックマジックは8着。
道中は3番手追走。
4角も3番手で直線に向くが、直線は残り200mあたりからジリジリと後退。
この流れで道中3番手なら、もう少し粘っても良いようだが・・・。
消耗戦に課題を残したか?
⇒ブラックマジックの分析