結果

第62回 宝塚記念(G1)

阪神競馬場 芝2200m(内)良

クッション値:9.9(硬めに近い標準)

2021年6月27日 阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
クロノジェネシス 2.10.9 4-4-3-4(先行) 34.4
ユニコーンライオン 2.11.3 2  1/2 1-1-1-1(逃げ) 35.1
レイパパレ 2.11.4 クビ 2-2-2-2(先行) 35.0

レース上り:34.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11
今走 2.10.9 34.7 12.3 11.2 11.6 12.4 12.5 12.4 12.3 11.5 11.5 11.5 11.7
過去平均 2.12.64 35.8 12.5 11.3 11.6 12.6 12.4 12.2 12.3 12.0 11.7 11.8 12.3
-1.1 -0.2 -0.1 0.0 -0.2 0.1 0.2 0.0 -0.5 -0.2 -0.3 -0.6

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

バランス的にはスローだが、例年の良馬場平均よりは速いラップを刻んでいる。

しかしこれは、今年の上半期の「速い阪神の馬場を」象徴しているような感じで、体感としはやはりスローなのだろう。

その分上りは、宝塚記念としては破格の上り時計34.7を計時。

展開としてはスローの瞬発力勝負。

阪神の内回りコースと言うこともあって、このスローだと、道中の位置取りは前目にいなければ勝負にならなかった。

クロノジェネシスの強さだけが際立ったレース。

レベル的にはやや物足りない感じ。


回顧

1着は1番人気のクロノジェネシス。

道中は好位の3~4番手。

4角も4番手で直線に向くと、坂の上りで先に抜け出している前の2頭をしっかりと捉え、あとはその差を広げるだけ。

見事なまでの横綱相撲。

「強い」のひとこと。

クロノジェネシスの分析

 

2着は7番人気のユニコーンライオン。

絶好枠1枠1番からハナを切り。

いわゆるマイペースの逃げで直線に向き、直線はクロノには交わされたものの、レイパパレとの追い比べは制して2着。

前走に引き続き、今回も流れが向いた感はある。

ハナ争いも、レイパパレが競りかけず楽に行けた。

最後の追い比べも、レイパパレはやはり距離に不安があったのだと思う。

力をつけていることは確かだが、この2着を強い2着だと評価するのはまだ早いと思う。

ユニコーンライオンの分析

 

3着は2番人気のレイパパレ。

ハナ争いではユニコーンライオンには競りかけずに、道中は2番手で追走。

4角も2番手で直線に向き、一度はユニコーンライオンを制して先頭に立つ場面も見られたが、最後はユニコーンライオンとの追い比べにクビ差遅れての3着。

おそらく2200mは長かった。

展開の妙で3着は死守したが、向いているのは2000m以下、もしかしたら1600mあたりかもしれない。

レイパパレの分析

 

3番人気のカレンブーケドールは4着。

道中は中団の前、5~6番手あたり。

3~4角は外を回らされるかたちで、4角は4番手の外で直線。

直線も伸びては来ているが、前の3頭に詰め寄るまでには行かなかった。

鞍上もコメントしているように、道中の位置取りがもう一列前なら2~3着はあったかも。

力は示しているが、勝ち切れないことに変わりはない。

何かこう、大胆な戦略が必要なのかもしれない。

カレンブーケドールの分析