結果
2023年 9月17日(日)
第41回 ローズS(G2)
阪神競馬場 芝1800m(外)良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | マスクトディーヴァ | 1.43.0 | 9-7(中団) | 33.2 |
② | ブレイディヴェーグ | 1 1/2 | 13-13(中団後ろ) | 32.9 |
③ | マラキナイア | 1 3/4 | 12-11(中団後ろ) | 33.4 |
レースの上り:34.0
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | |
今走 | 1.43.0 | 34.0 | 12.4 | 10.8 | 11.2 | 11.3 | 11.6 | 11.7 | 11.2 | 11.0 | 11.8 |
過去平均 | 1.45.36 | 34.2 | 12.6 | 11.0 | 11.5 | 11.9 | 12.2 | 12.0 | 11.2 | 11.0 | 11.9 |
差 | -0.2 | -0.2 | -0.2 | -0.3 | -0.6 | -0.6 | -0.3 | 0.0 | 0.0 | -0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
全体的に極めて速いラップ。
緩んだ2区間もいずれも11秒6、11秒7。
それでいて上りは例年の良馬場平均値と変わりはないどころか0.2秒速い。
そして走破時計は破格の1分43秒フラット。
当日の馬場が高速馬場だったとは言え、このラップ、そしてこの走破時計は格別に速い。
勝ったマスクトディーヴァのスピードの持続力はかなり評価できそう。
一方で、出遅れて後方からになったブレイディヴェーグ。
出遅れがなければ差し勝っていたかと言えば、それはちょっと微妙。
しかしながら、この速い流れでも最後の脚は33秒台を切ってきていることから、終いの脚の確実性を計るという点では十分に合格点。
評価するのは、上位2頭で十分だろう。
回顧
1着は7番人気のマスクトディーヴァ。
道中は中団馬群9番手の外を追走。
3~4角も外々を回して、4角は7番手の大外で直線。
直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂下の手前あたりで早くも先頭に立つと、坂の上りでもまだその脚色は衰えず、ゴール前はブレイディヴェーグの強襲を1馬身半振り切ってのゴール。
道中の速い流れを、終始外々を回りながら4角を迎え、4角も大外を回っての快勝。
走破時計の1.43.0はコースレコードだが、全場を見渡しても1.43.0は最速。
これまで道悪でしか良績がなかったが、良馬場でもさらに強いところを示した格好。
2着は1番人気のブレイディヴェーグ。
スタート出遅れて、道中は中団の後ろ、13番手を追走。
4角も13番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から懸命に先頭を追うが、1馬身半及ばずの2着。
速い流れでもその末脚は十分に繰り出せるところは示したが、デビューから4戦連続の出遅れ、スタートが良くならない限り本命は打ちにくい。
3着は5番人気のマラキナイア。
道中は中団の後ろ、12番手を追走。
4角も12番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から伸びてはくるが、0.5差及ばずの3着。
直線入口で外に寄られる不利はあったが、大勢に影響はなかっただろう。
今回の高速レコード決着は、この馬の走破時計あたりが標準時計なのかもしれない。