結果

2023年 11月12日(日)

第48回 エリザベス女王杯(G1)

京都競馬場 芝2200m(外)

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ブレイディヴェーグ 2.12.6 5-5-5-5(中団前) 34.4
ルージュエヴァイユ 3/4 7-7-8-8(中団) 34.3
ハーパー クビ 3-3-3-3(中団前) 34.8

レースの上り:35.1


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11
今走 2.12.6 35.1 12.5 11.4 12.6 12.5 12.1 11.9 12.7 11.8 11.6 11.5 12.0
過去平均 2.13.34 34.4 12.4 11.2 12.8 12.7 12.5 12.7 12.6 12.0 11.5 11.3 11.5
0.7 0.1 0.2 -0.2 -0.2 -0.4 -0.8 0.1 -0.2 0.1 0.2 0.5

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

馬場は良馬場発表だが、昼過ぎに30分ほど雨が降って、ちょっと緩くなっているような印象。

レースは序盤から中盤、向正面の坂の上りまでは前2頭が後続を4~5馬身離していた。

ここまでのラップは例年平均よりやや速いくらいなので、3番手以降の後続はスローの流れで追走。

しかし向正面の坂の上りあたりから3番手以降の後続が先頭との差を詰めるために進出を開始している感じ。

特にLap6などは、逃げるアートハウスもそこそこ離しにかかっているので、後続もそこそこ脚を使わないと先頭との差は詰まらない。

そして坂の頂上から下りに入って後続はさらに差を詰めて行って、4角では先頭と3番手の差は2馬身ほどに詰まってきて直線。

直線では残り200mまでアートハウスが逃げ粘るが、残り200mを切って、残り100mあたりで後続がドッと先頭を呑み込んで行った。

展開としては、京都外回りの例年のこのレースの展開に即した、後半の早い段階からのロングスパート戦だが、ラップの推移を見てみると、例年よりもラップは速く、スパート開始地点も早い。

また馬場も若干緩いような感じがあるので、スピードの持続力、スタミナが求められたレースだったのではなかったか。


回顧

1着は1番人気のブレイディヴェーグ。

スタート出遅れるも、最内1番ゲートだったこともあり、大けがにはならず、二の足で中団の前、5番手最内のポジションを取った。

その後も逃げるアートハウスを深追いせずに、好位の5番手最内をキープ。

4角も5番手の内で直線に向くと、直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、残り200mで先頭を射程圏に捉えると、ゴール前で突き抜けた。

今回も相変わらず出遅れたが、今回は最内枠ということで難を逃れた感じ。

併せて今回は、瞬発力だけではなく、持続力、スタミナあたりもそこそこ持っていることを示した格好。

素質はかなりいいものを持っていそうだが、あとはスタートだけ。

ブレイディヴェーグの分析

 

2着は5番人気のルージュエヴァイユ。

道中は中団馬群の真ん中、7番手の最内、勝ったブレイディヴェーグの直後あたりを追走。

4角も8番手の最内で直線に向き、直線はブレイディヴェーグの半馬身後ろあたりから一緒になって伸びてはくるが、ブレイディヴェーグとの差は最後まで詰まらなかった。

馬場が若干緩かった分、3歳牝馬のブレイディヴェーグとの2キロ差の斤量が勝敗を分けたのかもしれないが、いずれにしてもこの馬、力はある。

ルージュエヴァイユの分析

 

3着は3番人気のハーパー。

道中は中団の前、3番手の内を追走。

4角も3番手の内で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、早々に1、2着馬に交わされた。

しかしそこからはズルズルとは後退せず、地味に伸びて3着は確保。

持続力、スタミナはある馬だが、キレとなるといまいち。

そこらへんが出たレースだろう。

ハーパーの分析

 

2番人気のジェラルディーナは5着。

スタートで大きく出遅れるが、かかり気味に上がって行って、2~3角では中団の外、7番手まで進出。

その後4角は5番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、ジワジワと先頭との差を詰めてはくるが、0.3差の5着が精いっぱい。

スタート出遅れからのリカバリーや、道中かなり外々を回っていたことを考えると、0.3差の5着ならよく走ってはいる。

いろいろ噛み合いさえすれば、まだまだ一発を秘める。

ジェラルディーナの分析