結果

第66回 京王杯スプリングカップ(G2)

東京 芝1400m 良

クッション値:9.9(標準)

2021年5月15日 東京競馬場の馬場傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ラウダシオン 1.19.8 2-2(先行) 33.5
トゥラヴェスーラ 1.19.8 クビ 13-14(後方) 32.5
カイザーミノル 1.20.0 1  1/4 4-3(先行) 33.5

レース上り:34.3


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7
今走 1.19.8 34.3 12.1 10.9 11.3 11.2 11.0 11.5 11.8
過去平均 1.19.96 34.0 12.5 11.0 11.1 11.4 11.1 11.1 11.8
0.3 -0.4 -0.1 0.2 -0.2 -0.1 0.4 0.0

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

道中はビオグラフィーが4~5馬身離して逃げる大逃げ。

ラップの出方も若干速めだが、もの凄く速いと言うほどでもない。

ビオグラフィーは直線でもそこそこ粘り、捕まったのは残り200mは超えて、残り100mあたり。

なのでレースの上りも34.3秒かかってはいるが、道中2番手のラウダシオンの上りは33.5秒。

これらを合わせて考えれば、今年のこのレースは、逃げ馬以外は道中はスロー。

スローの前有利の展開に、後方で脚を溜めた2着馬が上り32.5秒の脚で突っ込んできた。

この2着馬の脚が2着に届いてしまうあたり、今年のこのレースのレベルが窺えそう。


回顧

1着は1番人気のラウダシオン。

道中は先頭からは4~5馬身離れた2番手追走。

直線は逃げ粘るビオグラフィーをジワジワと追い詰めて、残り100mあたりで捉えると、ゴール前はトゥラヴェスーラの強襲を凌ぎきってコール。

この馬にとってはそこそこ楽な展開ではなかったか。

この面子ならこれくらい走って当然の馬。

ゴール前迫られたのは斤量の分か。

ラウダシオンの分析

 

2着は10番人気のトゥラヴェスーラ。

道中は後方13番手。

4角も14番手で直線に向くが、直線は馬群の中ほどからジワジワと伸びてきて、坂を上りきると、最後は進路を外に取って一気に伸びた。

千二の馬だと思っていたが、千四でも、上り最速の脚で弾けて見せた。

前走G1で0.2差の4着、調子が良いのだろう。

トゥラヴェスーラの分析

 

3着は8番人気のカイザーミノル。

道中は先団3~4番手。

4角も3番手で直線に向くと、ラウダシオンと一緒に伸びてはくるが、捉えきれるほどの脚はなく、ゴール前はトゥラヴェスーラに交わされて3着。

ブリンカー着用で一変した馬だが、この馬の場合、もう少しペースが流れてくれた方が良かったかも。

カイザーミノルの分析

 

 2番人気のタイセイビジョンは12着。

外枠14番から道中は後方。

4角も12番手で直線に向くが、良い脚は出せずに12着。

意識的に後ろからの競馬をしたようだが、今のこの馬にキレを求めるのはいかがなものか?

タイセイビジョンの分析

 

3番人気のエングレーバーは13着。

道中は先団5番手。

4角も5番手で直線に向くが、直線は坂の途中からズルズルと後退。

鞍上のコメントでは、道中右に張りっぱなしだったとのこと。

この馬、今後は左回りでは要注意。

エングレーバーの分析