結果

2022年 9月11日(日)

第67回 京成杯オータムH(G3・ハンデ)

中山競馬場 芝1600m(外)良

2022年9月11日 中山競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ファルコニア 1.33.6 2-3-2(先行) 34.2
ミッキーブリランテ 1.33.6 クビ 8-1-1(逃げ) 34.4
クリノプレミアム 1.33.7 1/2 2-4-4(先行) 34.1

レースの上り:34.4


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.33.6 34.4 12.7 11.4 11.4 12.0 11.7 11.3 11.3 11.8
過去平均 1.32.04 34.9 12.4 10.9 11.1 11.4 11.3 11.5 11.5 11.9
-0.5 0.3 0.5 0.3 0.6 0.4 -0.2 -0.2 -0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

完全なスローの上りだけの勝負。

開幕週の馬場で前も止まらないので、完全な前々での決着となった。

タイトルを狙うベレヌスが、スタートからユルユルの逃げで前走の再現を計ったかに見えたが、ミッキーブリランテの岩田Jが、そんなスローを嫌ってか、ハナを奪いに行ったので、その後のペースは上がるかに思えたが、そんなことはまったくなかった。

ちょうど400m過ぎに先頭に立ったミッキーブリランテだが、Lap3は言うほどラップは上がっていない。

逆にLap4~5は完全に息を入れている。

そして満を持して残り600mからのスパート。

この流れは完全にミッキーブリランテ得意のパターン。

クビ差の2着に敗れはしたが、岩田Jの戦略だけが大きく目立った今年の「京成杯OH」。


回顧

1着は1番人気のファルコニア。

道中は2~3番手。

4角は2番手で直線に向くと、直線では逃げ粘るミッキーブリランテを坂の途中で捉えると、そのまま押し切ってゴール。

前走の敗因を押さえて、今回はしっかりと序盤からポジションを取って行った。

まんまのスローの前残り。

ミッキーブリランテから漁夫の利を掻っ攫ったような勝利に見えた。

ファルコニアの分析

 

2着は12番人気のミッキーブリランテ。

レースの詳細は「ラップ分析」で書いたのでここでは省くが、出遅れたものの、それでも出して行こうと思えたのは、最初のラップが緩すぎたからだろう。

ベレヌスも、もう少し出して行っていたら、また展開は変わったかもしれない。

ミッキーブリランテの分析

 

3着は7番人気のクリノプレミアム。

外枠13番から道中は4番手の外を追走。

4角も4番手の外で直線に向くと、直線ではベレヌスを交わして順位を一つ上げてゴールイン。

上りが少し速かったが、これだけのスローなら何とか粘れた。

走破時計が速くならなかったのもよかったのだろう。

クリノプレミアムの分析

 

2番人気のダーリントンホールは12着。

道中は中団7番手。

4角も中団8番手の外目で直線に向くが、直線ではまったく見せ場なし。

こういう流れには弱い馬だが、ここまで負けるか? という内容。

最近は安定感がついてきたと思っていたが、やはり展開に大きく左右される馬。

ダーリントンホールの分析

 

3番人気のミスニューヨークは4着。

道中は中団6番手、ファルコニアの直後で好機をうかがう。

4角も6番手で直線に向き、ファルコニアの直後から追い上げてくるのだが、ゴール前で前が狭くなって進路が取れなかった。

スムーズなら3着はあったかも。

ミスニューヨークの分析