2023年4月23日【マイラーズC】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ビーアストニッシドの好走パターンを分析。

ビーアストニッシドの距離適性

ビーアストニッシドはこれまでに芝1600m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(1-0-1-2)
  • 芝1800m(1-0-1-0)
  • 芝2000m(0-1-0-2)
  • 芝2200m(0-0-0-1)
  • 芝2400m(0-0-0-1)
  • 芝3000m(0-0-0-1)

緩い流れなら2000mも持つが、適距離は1800mまでのような感じ。

ビーアストニッシドの脚質

逃げ、先行脚質。

テンのスピードはそこそこある。

道中しっかり前目のポジションが取れれば、流れが緩むなど展開次第で粘り込んで来る。

キレ味勝負は苦手。

ビーアストニッシドのコース適正

ビーアストニッシドの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(未)
  • 函館(未)
  • 福島(未)
  • 新潟(未)
  • 東京(0-0-1-1)
  • 中山(1-0-0-1)
  • 中京(0-0-1-2)
  • 京都(0-0-0-1)
  • 阪神(1-1-0-2)
  • 小倉(未)

最後の直線は短い方が良さそう。

ビーアストニッシドの持ち時計(ベストタイム)

ビーアストニッシドの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.31.8 6着(0.3差・京都)
  • 芝1800m:1.48.3 3着(0.4差・東京)
  • 芝2000m:1.58.6 8着(1.1差・阪神)
  • 芝2200m:2.12.3 9着(1.2差・中京)
  • 芝2400m:2.23.5 10着(1.6差・東京)
  • 芝3000m:3.05.6 13着(3.2差・阪神)

速い時計はしんどそう。

馬場は軽いより、少し渋った方がよさそう。

ビーアストニッシドの重馬場適正

ビーアストニッシドの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(1-0-1-0)
  • 重(未)
  • 不良(未)

道悪は走ってきそうな雰囲気。


ビーアストニッシドの鉄砲実績(休み明け)

ビーアストニッシドの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(0-0-0-2)

叩いてからは;

  • 2戦目(0-0-0-1)
  • 3戦目(0-0-0-1)
  • 4戦目(未)
  • 5戦目~(未)

ビーアストニッシドのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(未)
  • 中3~5週(2-1-1-5)
  • 中6~8週(未)

ビーアストニッシドの枠順適正

ビーアストニッシドの馬番別着度数は;

  • 1~4番(1-1-0-1)
  • 5~9番(1-0-1-3)
  • 10~14番(0-0-1-3)
  • 15~18番(未)

脚質的にも枠順は内目が欲しい。

ビーアストニッシドの頭数別着度数

ビーアストニッシドの走りに出走頭数の多い少いは影響しているか?

  • 8頭以下(未)
  • 9~13頭(2-1-1-0)
  • 14頭以上(0-0-1-7)

馬群に包まれるとよくないか?

ビーアストニッシドの斤量別着度数

  • 55キロ(1-1-1-0)
  • 56キロ(1-0-1-3)
  • 57キロ(0-0-0-4)

ビーアストニッシドの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(0-0-1-2)
  • 3~5月(春):(1-0-0-3)
  • 6~8月(夏):(未)
  • 9~11月(秋):(1-1-1-2)

ビーアストニッシドの好走体重

3着以内の体重は;

  • 464~472キロ

ビーアストニッシドの血統背景

父はアメリカンペイトリオット(ND系ダンチヒ)。

アメリカンペイトリオットは米国、欧州で走り、芝のG1を1勝。主要距離はマイル~中距離。

母の父はネオユニヴァース(サンデー系/皐月賞、日本ダービー)。

近親にブルーコンコルド(地方ダートG1を7勝)。

ビーアストニッシドのここまでの走り

21/10/3 2歳新馬

中京 芝1600m 良

着順:3着(1.35.4・0.2差)

騎手:中井裕二(55キロ)

6枠11番から序盤は内のウインフェリーチェと競るかたちでハナ争いの2番手。

しかしその後ハナを奪い返して、3角、4角も先頭で直線。

直線は坂を上りきるあたりまでは粘っていたが、残り200mで内から追い上げて来たタナザウィングに馬体を併されると、しばし抵抗はするものの、残り100mで交わされて、ゴール前はにもセントカメリアにも交わされて3着。

道中はハナを競っていたが、直線はヨレながらもまずまずの粘りを見せた。

これは負けて強しの3着だと思う。

21/10/30 2歳未勝利

阪神 芝1600m(外)良

着順:1着(1.35.4・-0.2差)

騎手:岩田康誠(55キロ)

7枠8番からスタートよくハナを切ろうとするが、大外からソングフォーユーが主張したため、道中は控えるかたちの2番手追走。

道中はソングフォーユーに4~5馬身離されての追走だったが、4角ではその差も1馬身で直線。

直線は坂の上りで先頭に並びかけると、食い下がるソングフォーユーをゴール前1馬身離してゴール。

奇しくも走破時計は「新馬戦」と変わらないが、今回は上りの速い競馬。

自身の上りも33.3秒。

緩急どちらにも対応できそう。

21/11/27 京都2歳S(G3)

阪神 芝2000m(内)良

着順:2着(2.03.4・0.1差)

騎手:岩田康誠(55キロ)

3枠3番からハナへ。

道中は比較的緩めのラップを刻んで、4角は後続に1馬身差で直線。

直線は道中2~3番手追走のフィデル、後方から追い込んで来たジャスティンロックとの3頭の競り合い。

ゴール前まで粘っていたビーアストニッシドだが、残り僅かで半馬身先に出られて2着まで。

最後は勝ち馬のキレにやられた感じ。

二千の距離はもちそうだが、流れがかなり緩かったので、まだなんとも言えない。

22/1/9 シンザン記念(G3)

中京 芝1600m 良

着順:4着(1.34.4・0.3差)

騎手:岩田康誠(56キロ)

1枠1番からスタート良く飛び出したが、少し控えて道中は中団の前5~6番手の内。

道中かなり行きたがる仕草を見せながらも、4角は6番手の内で直線。

直線は馬場の最内から伸びてはくるが、道中力んだ分、最後は少し甘くなって4着まで。

今回は控える競馬を試したかったのか?

2022年 シンザン記念(G3)のラップ分析&回顧

22/2/13 共同通信杯(G3)

東京 芝1800m 良

着順:3着(1.48.3・0.4差)

騎手:岩田康誠(56キロ)

7枠8番からスタートよくハナを切る。

4角も後続に2~3馬身の差をつけて直線。

直線も馬場の最内から粘り腰を見せ、坂を上りきってもまだ後続とは2~3馬身の差をキープ。

残り200mをなんとか押し切ろうとするが、ゴール前、残り100mあたりでダノンベルーガ、そしてジオクリフにも交わされて3着。

道中のペースがゆるかった分、最後もなかなか止まらなかった。

いずれにしても、先手をとるとしぶとい馬であることは確かなよう。

2022年 共同通信杯(G3)のラップ分析&回顧

22/3/20 スプリングS(G2)

中山 芝1800m 稍重

着順:1着(1.48.4・ハナ差)

騎手:岩田康誠(56キロ)

1枠1番からハナを切る。

道中はマイペースのラップを刻み、4角も2番手アライバルに1馬身の差をつけて直線。

直線も馬場の内目を軽快に飛ばし続け、坂の上りでもまだ脚色は衰えない。

ゴール前やや苦しくなったが、アライバルの猛追をハナ差抑えてゴール。

前につけるとしぶといところはしっかりと示した。

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22/4/17 皐月賞(G1)

中山 芝2000m 良

着順:11着(2.00.5・0.8差)

騎手:和田竜二(57キロ)

外枠13番から道中は3~4番手を追走。

向正面からは前と後ろ、左右から挟まれて苦手な馬群の中。

4角も3番手の内目で直線に向くが、直線では見せ場なく馬群に呑み込まれた。

位置取りとしては悪くはないが、道中馬群に包まれては力が出せないのではないか?

2022年 皐月賞(G1)のラップ分析&回顧

22/5/29 日本ダービー(G1)

東京 芝2400m 良

着順:10着(2.23.5・1.6差)

騎手:和田竜二(57キロ)

【レース前短評】

道中ストレスなく走ることさえできれば、先行力はあるだけに、まだまだ上位へ食い込む可能性はある。

【結果】

4枠8番から道中は3番手の内を追走。

4角も3番手で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げてはくるが、坂を上りきったあたりで脚色が鈍った。

道中は比較的ストレスのない位置取りで追走できていたように思う。

この流れを先団で、残り200mまではよく頑張っている。

2400mは少し長いのかも。

2022年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧

22/9/25 神戸新聞杯(G2)

中京 芝2200m 良

着順:9着(2.12.3・1.2差)

騎手:岩田康誠(56キロ)

【レース前短評】

緩い流れになれば、前で残ることもあるだろうが、いずれにしても距離が微妙な感じ。

【結果】

道中は中団の後ろあたり。

4角は7番手で直線に向くが、直線では見せ場なく終わる。

外枠もあって、ポジションが取れなかったことが敗因ではないか。

距離も長そう。

2022年 神戸新聞杯(G2)のラップ分析&回顧

22/10/23 菊花賞(G1)

阪神 芝3000m(内)良

着順:13着(3.05.6・3.2差)

騎手:岩田康誠(57キロ)

【レース前寸評】

ここは距離が長いと見る。

【結果】

道中は先団3番手追走。

4角は2番手で直線に向くが、直線では坂の上りで力尽きる。

距離が長かった割には頑張っていたと思う。

得意の距離ならまだまだ侮れない馬。

2022年 菊花賞(G1)のラップ分析&回顧

22/12/3 チャレンジカップ(G3)

阪神 芝2000m(内)良

着順:8着(1.58.6・1.1差)

騎手:岩田康誠(56キロ)

【レース前寸評】

初めての古馬との混合戦。

道中の流れが緩くなるか、あるいは馬場が渋るかで浮上?

【結果】

道中は先頭から離れた3番手追走。

4角も3番手で直線に向くが、直線は坂の上りで失速。

ペースが速く、距離も少し長かったか。

2022年 チャレンジカップ(G3)のラップ分析&回顧

23/4/23 マイラーズC(G2)

京都 芝1600m(外)良

着順:6着(1.31.8・0.3差)

騎手:岩田康誠(57キロ)

11番ゲートから、道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、直線も馬場の内目から粘り込みを計るが、ゴール前で逃げていたシャイニーロックが外側に斜行し進路が塞がった。

あそこがスムーズなら、4、5着はあったかもだが、3着以内は微妙。

しかしこの馬、千八以内ならそこそこしぶとい。

このクラスでも、流れが緩めば残ってくる可能性はある。

2023年 読売マイラーズカップ(G2)のラップ分析&回顧