結果

第70回 ラジオNIKKEI賞(G3・ハンデ)

馬場状態:稍重

クッション値:8.5(軟らかめの標準)

2021年7月4日 福島競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ヴァイスメテオール 1.48.0 8-8-7-5(中団) 34.8
ワールドリバイバル 1.48.4 2  1/2 2-2-4-3(先行) 35.3
ノースブリッジ 1.48.6 1 1-1-1-1(逃げ) 35.8

レース上り:35.2


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
1.48.0 35.2 12.5 10.8 12.3 12.5 12.6 12.1 11.8 11.6 11.8
1.46.40 35.2 12.4 10.5 11.9 12.1 12.2 12.1 11.9 11.6 11.7
0.0 0.1 0.3 0.4 0.4 0.4 0.0 -0.1 0.0 0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

道中のペースはかなり落ち着いたが、これは馬場の影響もあったかもしれないが、それを考慮に入れてもなおスローだったと見て良いだろう。

案の定、レースの上りは良馬場平均並みの35.2秒を計時した。

こうなると圧倒的に前有利の展開だが、道悪大得意のヴァイスメテオールが好位から鮮やかな差し切り勝ち。

2~4着も道中レースを前々で引っ張った3頭が独占。

ヴァイスメテオールの道悪適正の高さが際立ったレースだったが、それ以外の収穫と言えば、特にないレースだった。


回顧

1着は4番人気のヴァイスメテオール。

道中は中団の内。

3~4角で順位を上げて、4角は5番手で直線に向いた。

直線は残り150mあたりで逃げ粘るノースブリッジを捉えると、あとはグングン伸びて後続を突き放して2馬身半差の圧勝。

中団の内で脚を溜めて、4角は好位の5番手から直線に向き、直線は残り100mで後続を突き放す完璧な勝利。

位置取り、立ち回りがすべてうまく行った印象だが、良馬場でも同じ競馬ができるか否かが今後の課題だろう。

ヴァイスメテオールの分析

 

2着は11番人気のワールドリバイバル。

道中は2番手、4角も3番手から直線に向き、直線はヴァイスメテオールには交わされるものの、逃げ粘るノースブリッジはゴール前でしっかり交わして2着に入った。

道中は終始内ぴったりの経済コース。

ハンデの53キロも良い塩梅で、この馬も道悪が追い風になった口だろう。

 

3着は7番人気のノースブリッジ。

7枠14番からハナに立ったが、道中はマイペースの逃げ。

直線も2頭には交わされたが3着はしっかり確保。

常にハナを切れる先行力は評価できる。

ノースブリッジの分析

 

1番人気のボーデンは6着。

スタートで行き脚がつかず道中は後方11番手。

4角は少し順位を上げて9番手だが、馬9頭分くらいの外目を回って直線に向いた。

直線は馬群の外目を追い上げるが前も止まらず6着まで。

スタート、位置取りがすべてかみ合わなかった。

ボーデンの分析

 

2番人気のリッケンバッカーは9着。

道中は中団9番手を追走。

3~4角で進出を計るが、この馬も4角は大外を回るハメに。

直線も馬群の外から追い上げを計るが良い脚は出せず。

あれだけ外を回されると斤量の56キロも重くのしかかっただろう。

リッケンバッカーの分析

 

3番人気のシュヴァリエローズは5着。

道中は中団の前、4番手の内あたりを追走。

4角も5番手の内で直線に向くが、直線では前にいた組の中では伸びを欠いて5着まで。

この馬は、渋った馬場はイマイチなのかも。

シュヴァリエローズの分析