結果
2023年 5月14日(日)
第18回 ヴィクトリアマイル(G1)
東京競馬場 芝1600m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ソングライン | 1.32.2 | 8-6(中団) | 33.2 |
② | ソダシ | 頭 | 2-2(先行) | 33.6 |
③ | スターズオンアース | 3/4 | 5-3(中団前) | 33.6 |
レースの上り:33.7秒
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.32.2 | 33.7 | 12.1 | 11.0 | 11.1 | 12.0 | 12.3 | 11.3 | 11.0 | 11.4 |
過去平均 | 1.31.16 | 34.0 | 12.2 | 10.7 | 11.2 | 11.5 | 11.4 | 11.2 | 11.2 | 11.6 |
差 | -0.3 | -0.1 | 0.3 | -0.1 | 0.5 | 0.9 | 0.1 | -0.2 | -0.2 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
良馬場発表ながら、断続的に降り続く雨で、馬場はある程度水分を含んだ馬場だったとように思われる。
道中の流れは、バランス的にはミドルだが、レース中盤(Lap4とLap5)でかなり緩いラップが2度。
しかしその後はしっかりと加速できているので、水分を含んだ馬場が影響して遅くなったわけではないだろう。
流れ的には中だるみのスロー、スローの瞬発力勝負のような感じ。
ソダシが前で粘り切れなかったのもそのためだろう。
勝ち馬が内から伸びてきていることからも、雨による馬場の内外の有利不利もほぼなかったと見るが、水分を含んだ馬場が苦手な馬には走りにくかったのかもしれない。
回顧
1着は4番人気のソングライン。
道中は中団8番手の最内を追走。
直前に1番人気のスターズオンアースを見るポジション。
4角は6番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の上りでスターズオンアースを交わすと、残り200mで前で粘るソダシを射程圏。
そしてゴール前、これをアタマ差捉えてゴール。
人気馬を前に見るかたちでのうまいレース運び。
最後は切れ味の差でアタマ差ソダシを上回った。
この馬自身、キレッキレの脚というわけではないが、それでもサンデー系の末脚、ND系には負けない。
⇒ソングラインの分析
2着は3番人気のソダシ。
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向き、直線は坂の上りで逃げ粘るロータスランドを捉えると、残り200mで押し切りを計るが、ゴール前、内からソングラインの末脚にアタマ差屈しての2着。
奇しくも走破時計は勝った昨年と同じ。
しかしレースの上りは昨年が34.2秒なのに対して今年は33.7秒。
この馬自身、レースの上りが34秒を切るのは初体験。
道中のペースがもう少し流れていれば、最後まで粘り切れた可能性は大きい。
しかしそれでもアタマ差の2着。
力のあるところは十分に示したが、スタート直後に内の馬数頭に迷惑をかけた騎乗は後味の悪さを残した。
⇒ソダシの分析
3着は1番人気のスターズオンアース。
道中は中団の前、5番手の最内を追走。
4角は3番手の内で直線に向くが、直線は馬場の内目から追い上げを計るが、ソダシとの差は詰められず、逆に坂の上りでソングラインに交わされてしまう。
しかしそのままズルズルと行かないところはさすがに2冠牝馬。
しっかり3着は確保した。
「桜花賞」を制してはいるが、やはりベストは2000m以上だろう。
⇒スターズオンアースの分析
2番人気のナミュールは7着。
スタート直後、ソダシの斜行により、両脇から挟まれる感じでポジションを下げて、道中は中団の後ろ、10番手の外を追走。
4角は9番手の外目で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、それほど良い脚は繰り出せなかった。
スタート直後の不利でポジションを下げたのは痛かったが、この馬も、どちらかと言えば、速い上りは苦手。
⇒ナミュールの分析