エアアネモイのキャリアはまだ1戦だけなので、近走のみを振り返る。

エアアネモイの前走

21/12/19 2歳新馬

阪神 芝2000m(内)良

着順:1着(2.05.6・-0.5差)

騎手:C・デムーロ(55キロ)

8枠9番から道中は先頭。

前半1000mの通過が65.9の超スローの逃げ。

4角は後続に2馬身ほどの差をつけて直線。

直線は馬場の三分どころから追い上げに入り、後続を寄せ付けない走りで3馬身差の圧勝。

ドスローの逃げ切りだけに、時計的には平凡以下。

ただ、派手な勝ち方なので「強いかも」とは思わせる。


エアアネモイの脚質

前走は、テンのスピードもドスローなだけに、どれくらいの先行力があるのかもまだ未知数。


エアアネモイの血統背景

エアアネモイは外国産馬。

父はポイントオブエントリー(ロベルト系)。

ポイントオブエントリーは米国で走り、芝のG1を5勝。主戦場は芝の中距離~12F(約2400m)。

母の父はエンパイアメーカー(ミスプロ系ファピアノ)。

エンパイアメーカーは米国で走り、ダートG1を3勝。主戦場はダートの中距離。

半兄にエアアルマス(東海S)。

母方の4代前、バラード(Ballade)を祖とする牝系は、米国と日本で多くの重賞ウイナーを輩出する名門牝系。

日本での活躍馬はヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル連覇)シュヴァルグラン(ジャパンカップ、春天2着、ドバイシーマクラシック2着)、ヴィブロス(秋華賞、ドバイターフ)、ダノンバラード(ラジオNIKKEI杯2歳S、アメリカJCC)など。

あとこの他にも、血統表の中には5代以内にリボー系のクロスや、セクレタリアトの名前も見られて魅力は十分。

次走、きさらぎ賞(G3)に向けて

次走は2月6日(日)、中京競馬場 芝2000mで行われる「きさらぎ賞(G3)」。

新馬戦があの内容なので、まだ中身はよく分からない。

ただ、あの勝ち方と血統的な魅力から、勝ち負けしてきても不思議ではない。

 

⇒その他、きさらぎ賞(G3)の有力馬を分析