エリザベスタワーのキャリアはまだ5戦だけなので、近走のみを振り返る。

エリザベスタワーのここまでの走り

20/12/19 2歳新馬

阪神 芝1600m(外)良

着順:1着(1.36.9・-0.2差)

騎手:武豊(54キロ)

スタートが遅く、道中は中団の後ろ。

4角も12番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げて、坂の上りで先頭を交わすと、あとは突き抜けて余裕のゴール。

新馬戦なりの緩いペースだが、終いのキレはしっかり示した。

【期待できる能力】

  • 瞬発力

21/2/6 エルフィンS(L)

中京 芝1600m 良

着順:9着(1.36.5・0.5差)

騎手:武豊(54キロ)

スタートはまずまずで、道中は後方に控える。

道中かなり行きたがる仕草でジョッキー手綱をがっちりと抑える。

4角も後方11番手で直線。

直線は馬群の外目から追い上げを計るが、脚色冴えず9着に終わる。

上りはメンバー3位の33.8秒。

「新馬戦」くらいの走りはしているが、道中の力みが末脚を鈍らせたか?

21/3/6 チューリップ賞(G2)

阪神 芝1600m(外)稍重

着順:1着(1.33.8・同着)

騎手:川田将雅(54キロ)

道中は先団3~4番手を引っかかり気味に追走。

4角3番手から直線は最内に進路を取り、前を走るメイケイエールを追い詰めたが、交わすまでには行かなかった。

道中引っかかったものの、自慢の末脚はしっかりと繰り出した。

道中スムーズならゴール前交わしていただろうが、それはメイケイエールとて同じこと。

2021年 チューリップ賞(G2)のラップ分析&回顧

21/4/11 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:13着(1.32.6・1.5差)

騎手:川田将雅(55キロ)

道中は中団8番手。

3~4角で少し順位を落とし、4角11番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げを計るが、良い脚は出せず。

今回は特に引っかかる感じもなかったが・・・。

2021年 桜花賞(G1)のラップ分析&回顧

21/5/2 スイートピーS(L)

東京 芝1800m 良

着順:6着(1.46.8・0.6差)

騎手:石橋脩(54キロ)

道中は中団の前あたり。

4角も中団前、5番手の外で直線。

直線も馬群の外目から、坂の途中では先頭を射程圏に捉えたかに見えたが、坂を上りきってからの脚は伸びを欠いた。

この馬としてはそこそこ走っているのではないか?

チューリップ賞での勝利はあったが、現状の力量としてはこんなものかも。


エリザベスタワーの脚質

道中控えて終いを生かす競馬。

折り合いがカギになりそうだが、溜めて切れる末脚は魅力。


エリザベスタワーの血統背景

エリザベスタワーは外国産馬。

父はキングマン(ND系ダンチヒ)。

キングマンは欧州で走り、マイルG1を4勝。

母の父はドワイエン(ND系サドラーズウェルズ)。

ドワイエンは欧州で走り、2004年の「キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス(G1・芝12F)」で優勝。

次走、NHKマイルC (G1)に向けて

次走は5月9日(日)、東京競馬場 芝1600mで行われる「NHKマイルC(G1)」。

登録があることに驚いた。

前走6着からの連闘策。

ちょっと真意がよく分からない。

 

その他、NHKマイルカップ(G1)の出走馬を分析