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テンハッピーローズの距離適性
テンハッピーローズはこれまでに芝1200m~芝1600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(1-0-0-1)
- 芝1400m(4-3-1-7)
- 芝1600m(1-2-1-4)
直線の切れ味勝負にならなければ、距離の融通は効きそう。
テンハッピーローズの脚質
道中控えて終いの脚を生かしてくる競馬だが、切れ味で勝負する馬ではなく、持続力、底力勝負で浮上。
前傾ラップのタフな流れでも、常に34秒前後の末脚が繰り出せるので、レースの上りが35秒前後になってくるとしぶとく食い込んでくる。
逆に、レースの上りが33秒台、または34秒台前半になると、重賞戦線では厳しいだろう。
テンハッピーローズのコース適正
テンハッピーローズの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(2-1-0-1)
- 東京(2-2-2-1)
- 中山(0-1-0-1)
- 中京(0-0-0-3)
- 京都(0-0-0-2)
- 阪神(1-1-0-4)
- 小倉(1-0-0-0)
右回りは、条件戦では連対実績があるものの、3歳時の重賞や、古馬になってからのOP昇格後では、馬券圏内は一度もない。
テンハッピーローズの血統背景
父はエピファネイア(ロベルト系/菊花賞、ジャパンカップ、皐月賞2着、ダービー2着)。
母の父はタニノギムレット(ロベルト系/日本ダービー、スプリングS、アーリントンC、シンザン記念)。
テンハッピーローズの近走
24/5/12 ヴィクトリアM(G1)
東京 芝1600m 良
着順:1着(1.31.8・-0.2差)
騎手:津村明秀(56キロ)
序盤は中団の後ろ、後方寄りの10番手の外。
3~4角で順位を上げて行って、4角は中団のやや後ろ、8番手の外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の途中から一気に加速がついて先団に迫り、残り200mで先頭を行くフィアスプライドを射程圏に捉えて、ゴール前残り100mでこれを交わすと、あとは押し切ってゴール。
古馬になってから1600mではいいところがなく、1400mのOP特別で好走するのが精一杯だった馬。
今回の流れは、千四の流れと似ているところがあったのだろう。
古馬OPクラスでの千六の2鞍は、いずれもスローペース。締まった流れなら、千六でも対応できる潜在能力はあったのかもしれない。
マスクトディーヴァの不利がなければ勝ち切れていたかどうかは怪しいが、能力の高さはしっかりと示した。
24/9/8 セントウルS(G2)
中京 芝1200m 良
着順:7着(1.08.2・0.5差)
騎手:津村明秀(56キロ)
道中は中団のやや後ろ、10番手あたり、勝ち馬と同じようなポジション。
4角も10番手の外目で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、伸びきれず。
この馬、このようなスローの終い勝負のような展開では力は出ない。
力負けでもなんでもない。