結果
2022年 4月24日(日)
第57回 フローラS(G2)
東京競馬場 芝2000m 良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | エリカヴィータ | 2.00.4 | 4-4-4(中団前) | 34.0 | |
② | パーソナルハイ | 2.00.5 | 3/4 | 1-1-1(逃げ) | 34.9 |
③ | シンシアウィッシュ | 2.00.5 | ハナ | 2-2-2(先行) | 34.5 |
レースの上り:34.8
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 2.00.4 | 34.8 | 12.9 | 11.6 | 11.4 | 11.8 | 12.5 | 12.6 | 12.8 | 11.6 | 11.4 | 11.8 |
過去平均 | 1.59.68 | 34.6 | 12.8 | 11.6 | 11.6 | 12.0 | 12.4 | 12.4 | 12.3 | 11.6 | 11.3 | 11.8 |
差 | 0.2 | 0.1 | 0.0 | -0.2 | -0.2 | 0.1 | 0.2 | 0.5 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
馬場は良馬場だが、朝から雨は降り続いており、馬場が若干緩くなっていたことは否めないだろう。
レースは序盤にハナを切ったパーソナルハイと外から被せに行ったシンシアウィッシュがハナを競うかたちになったため、序盤に少しだけ速くなるが、レース中盤から後半のLap5、Lap6、Lap7のラップは明らかに遅い。
その分このあとの-1.2秒の加速につながるわけだが、レースの後半3Fは、例年の良馬場平均とはさほど変わらない。
レース自体はイーブンペースだが、中だるみの瞬発戦と言っても良さそうな展開。
馬場の影響の有無については、開催2日目なので、馬場自体は悪くはなってはいないはずで、緩い馬場にやや脚を取られた程度のことだろう。
そこそこの瞬発力を要したレースだったのかもしれないが、上位3頭はいずれも道中4番手以内の馬。
スローの前残りと言ってもいいようなレース。
回顧
1着は5番人気のエリカヴィータ。
道中は中団馬群の前、4番手の内を追走。
4角も4番手の内で直線に向くと、直線は逃げ粘るパーソナルハイを追うが一向にその差は詰まらない。
残り200mを切ったあたりで、パーソナルハイの脚が徐々に鈍くなってきたところで、ジワジワと差を詰めて、ゴール前でこれを捉えてゴール。
道中はパーソナルハイがやや離して逃げていたため、この馬の位置取りなら、かなり余裕を持って直線に入れたことだろう。
計ったように差し切ったというよりも、何とか届いた、といった印象。
緩い馬場の影響も多少はあったかも。
2着は4番人気のパーソナルハイ。
2枠3番からの逃げ。
道中は後続を離して逃げているように見えるが、ペースとしえは速くはない。
中盤から後半にかけてはむしろ遅いぐらい。
まさにマイペースの逃げで直線に向き、ゴール前までしっかり粘れたのもうなずける。
中2週で「桜花賞」に参戦して0.2差の6着。
そしてそこから中1週でここ。
強行ローテを考えると、よく走ってはいる。
3着は9番人気のシンシアウィッシュ。
序盤にかかり気味にハナを切ったパーソナルハイを交わしていったが、再び交わされたところで折り合いがついて、道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くと、直線はエリカヴィータと併せ馬の状態でパーソナルハイに詰め寄ったが、結局パーソナルハイは交わせないままハナ差の3着。
序盤力んでしまった分の差が出たか?
1番人気のルージュスティリアは15着。
道中は中団の前、5番手追走。
4角は4番手の外で直線に向くが、直線は坂の上りで脚色が鈍くなって、あとはズルズル。
このペースで持たないのであれば、距離が長いのかもしれない。
2番人気のラスールは6着。
道中は中団6~7番手。
4角も7番手で直線に向き、直線も坂の上りまでは勢いよく先団を追っていたが、坂を上りきって脚色が鈍った。
「距離が長いかも」とは鞍上のコメント。
3番人気のルージュエヴァイユは5着。
道中は後方11番手。
4角も11番手で直線に向くが、直線では出すところ出すところで進路が取れず、まともに追い出したのは坂を上りきってから。
しかしそこからの伸びは強烈。
この展開ではさすがに届きはしなかったが、瞬発力のあるところは示した。
昨年のこのレースでも、スローの展開で差し届かなかったユーバーレーベンが「オークス」を制した。
出走が叶えば、この馬にもチャンスはある。