結果

2023年 2月18日(土)

第73回 ダイヤモンドS(G3・ハンデ)

東京 芝3400m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ミクソロジー 3.29.1 7-9-9-10(中団) 35.4
ヒュミドール クビ 5-5-7-6(中団前) 35.7
シルブロン 2 11-10-9-6(中団後ろ) 36.0

レースの上り:36.2


ラップ分析

1着タイム 序盤 前半 中盤 後半 上り
今走 3.29.1 50.5 49.9 36.3 36.2 36.2
過去平均 3.31.12 49.9 50.6 37.9 37.0 35.8
0.6 -0.7 -1.6 -0.8 0.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤はそうでもないが、中盤あたりからラップはそこそこ流れている。

そこから2周目の向正面で、スタッドリーが逃げるウインキートスに競りかけたところでさらにペースが一気に上がる。

この地点ではまだ残りの距離は1200mあまり。

3角を過ぎてペースは一旦落ち着くが、それでも12秒台前半。

スタッドリーは残り600mから再び11秒台に加速して押し切りを計るが、坂の上りでこれは捕まる。

そして坂を上り切ってからは、あとはスタミナと底力の勝負。

走破時計はコースレコードが出るほどの高水準。

長距離適正、スタミナ、底力が試された今年の「ダイヤモンドS」。

オルフェーヴル産駒2頭のワンツー。


回顧

1着は2番人気のミクソロジー。

道中は中団馬群9番手の最内を追走。

2周目の3~4角では少し順位は落とすが、位置取りを外目にとって、4角は10番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げに入り、直線は坂の上りで先頭を射程圏に捉えると、坂を上り切って残り200mで最内で粘るヒュミドールに並びかけ、ゴール前、これをクビ差捉えてゴール。

道中のペースも流れていて、走破時計もレコード。

今回のようなスタミナ勝負では強そうな馬。

今後はこの路線でさらに強い相手と対峙することになると思うが、レースの上りが36秒を切ってきてどうか?

 

2着は13番人気のヒュミドール。

道中は中団の前、5~6番手の最内を追走。

4角は6番手の最内で直線に向き、直線は馬場の最内から追い上げに入り、坂の上りで先頭に立ってそのまま押し切りを計るが、ゴール前、外から追い上げてきたミクソロジーにクビ差交わされての2着。

13番人気からの激走だが、道中最内、4角から直線も最内を走って距離ロスを抑えたこともよかった。

一気の距離延長だったが、「スタイヤーS(G2)」では0.6差の5着もあり、距離適性はそれなりにあったのだろう。

加えて、今回のスタミナ勝負も合っていた感じ。

 

3着は1番人気のシルブロン。

道中は中団の後ろ10番手あたり。

2周目の向正面で順位を上げて行き、2周目3角では中団9番手の外。

そして4角は6番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げに入り、ミクソロジーと一緒に坂を駆け上がってくるが、坂を上り切ったあたりから少し甘くなった。

それでもズルズルとはいかずに3着は確保。

スタミナはそこそこありそうだが、重賞クラスではまだちょっと見劣るか?

 

3番人気のスタッドリーは10着。

序盤は中団あたりを追走していたが力みあり。

2周目の向正面では堪えきれずに順位をお上げて行き、2周目3角ではハナに立つ。

4角も先頭で直線に向くが、直線では坂の上りで苦しくなった。

折り合いに課題あり。