結果
2023年 12月17日(日)
第75回 朝日杯フューチュリティS(G1)
阪神競馬場 芝1600m(外)良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ジャンタルマンタル | 1.33.8 | 7-4(中団前) | 34.8 |
② | エコロヴァルツ | 1 1/4 | 15-17(後方) | 34.1 |
③ | タガノエルピーダ | クビ | 3-3(先行) | 35.2 |
レースの上り:35.4
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.33.8 | 35.4 | 12.5 | 10.9 | 10.7 | 12.0 | 12.3 | 11.9 | 11.2 | 12.3 |
過去平均 | 1.33.32 | 35.4 | 12.5 | 10.6 | 11.2 | 11.8 | 11.9 | 11.7 | 11.6 | 12.2 |
差 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | -0.5 | 0.2 | 0.4 | 0.2 | -0.4 | 0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
序盤からシュトラウスが引っかかって先頭に立って、ペースが流れたかのように感じたが、他の馬は反応していないので、大勢に影響はなかっただろう。
そして中盤はかなりペースは落ち着いたのだが、これは離して逃げているシュトラウスのラップなので、3番手以降の馬はさらに緩い流れで追走していると思われる。
残り600mから徐々にペースは速くなるが、それでもまだラップは11.9秒なので、後続の馬が先頭との差を詰めてくるのに、まだそれほど力はいらなかっただろう。
こういう流れなので、あとは瞬発力の高い馬が直線で末脚を発揮するだけ。
総じて今年の朝日杯FSは、スローの流れで瞬発力が求められたレースだった模様。
本来なら前に行った組がもう少し残らないといけない流れだが、逃げたシュトラウスは引っかかったために直線失速。
道中2番手のセットアップは今までの千八の流れとは明らかに違う流れに対応できなかった感じ。
道中3番手の牝馬がようやく3着に入ったが、これはこの牝馬がすごいのではなく、そう言う流れ(レベル)のレースだったのだと思う。
回顧
1着は1番人気のジャンタルマンタル。
道中は中団7番手の最内を追走。
4角は最内を利して4番手で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、直線入口では早くも先頭。
あとは馬場の外へ外へと進路を取って快勝。
道中最内で距離ロスを防ぎ、4角は好位から早め先頭で勝利した。
前有利の展開で、道中最内を回って4角4番手なら、名手川田Jにとっては難しいレースではなかっただろう。
力のあるなしについては、まだちょっと分からない。
あと数戦みてみたい。
2着は4番人気のエコロヴァルツ。
道中最後方から、4角も最後方で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを見せたが、1馬身1/4届かずの2着。
道中スローの流れで、最後方からの脚が2着に届くというのが、このレースのレベルを象徴してそう。
3着は5番人気のタガノエルピーダ。
道中3番手から、4角も3番手で直線に向いて、直線はなんとか3着に粘った。
スローの前有利の流れを利した勝利だろう。
2番人気のシュトラウスは10着。
序盤かかった感じでセットアップからハナを奪って先頭。
4角も先頭で直線に向くが、直線では粘り切れなかった。
かかっていたように見えたが、鞍上のコメントではそうではなかったようす。
単に瞬発力勝負に向かなかった感じ。
3番人気のダノンマッキンリーは8着。
道中は中団前目の5番手あたり。
4角は4番手で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、坂下あたりまではいい感じで伸びていたが、坂の上りで失速。
この馬は序盤かなり頭を上げて引っ掛かっていた感じ。
残り200mでの失速はそのためか。