ボーデンのキャリアはまだ3戦だけなので、近走のみを振り返る。

ボーデンのここまでの走り

20/12/13 2歳新馬

中山 芝1800m 良

着順:2着(1.50.5・0.1差)

騎手:川田将雅(55キロ)

5枠6番から道中は4~5番手の内。

レースは序盤は緩かったものの、中盤から後半にかけて淀みのない流れ。

4角は3番手で直線に向き、直線入口では早くも先頭。

坂の上りで突き放しにかかるが、内からディオスバリエンテが食い下がり、ゴール前クビ差交わされて2着。

3着のアサマノイタズラには4馬身差。

後半1000mだけを見ると、3歳OPクラスを凌ぐラップを刻んでいる。

勝ちに行ってのクビ差負け、内容は強い。

【期待される能力】

  • SP持続力
  • 瞬発力
  • パワー

21/1/30 3歳未勝利

東京 芝1800m 良

着順:1着(1.45.2・-1.0差)

騎手:川田将雅(56キロ)

5枠10番から好スタートで、道中は中団の前4~5番手。

道中は前半1000mが57.8秒と締まった流れ。

ボーデンは4角4番手の外で直線に向き、直線は坂の上りで先頭に立って、残り200mでは後続を大きく突き放し、あとは追うこともなく、苦族を6馬身突き放す余裕のゴール。

走破時計は1.45.2。未勝利戦としては破格の時計。

この馬、かなりの器かも。

21/3/21 スプリングS(G2)

中山 芝1800m 重

着順:3着(1.52.3・0.3差)

騎手:川田将雅(56キロ)

道中は先団の内を追走。

4角も5番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目を伸びてくるが、ゴール前、外の2頭に競り負けて3着。

終始馬場の悪い内目を通っていたことを考えれば、上位の2頭に引けを取っているとは思えない。

本番への出走権をゲットできただけで十分。

本番が楽しみな一頭。

2021年 スプリングS(G2)のラップ分析&回顧

(※その後、右後肢にフレグモーネの初期症状が見られたため「皐月賞」は回避となった)


ボーデンの脚質

安定感のある好位差し。

スタートが良いだけに、スッと良いポジションが取れる。


ボーデンの血統背景

父はハービンジャー(ND系デインヒル)。

ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。

日本での主な産駒は「有馬記念」のブラストワンピース、「秋華賞」のディアドラ、「マイルCS」のペルシアンナイト、他多数。

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ)。

牝系にはダイナカールエアグルーヴのラインの祖、パロクサイドを持つ。

ボーデンの近親には、ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世カップ)、アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯 連覇)、ドゥラメンテ(皐月賞、ダービー)。

次走、ラジオNIKKEI賞(G3・ハンデ)に向けて

次走は7月4日(日)、福島競馬場 芝1800mで行われる「ラジオNIKKEI賞(G3・ハンデ)」。

ハンデは55キロ。

順調ならクラシック戦線を賑わせていたかもしれない一頭。

体調万全なら、当然上位争い。

 

その他、ラジオNIKKEI賞(G3)の出走馬を分析